【ITニュース解説】Daily JavaScript Challenge #JS-269: Calculate Sum of Odd-indexed Elements
2025年09月03日に「Dev.to」が公開したITニュース「Daily JavaScript Challenge #JS-269: Calculate Sum of Odd-indexed Elements」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。
ITニュース概要
JavaScriptの課題は、整数の配列から奇数番目の要素の合計を計算する関数を作成すること。配列操作の基礎を学ぶのに役立つ。関数の作成、テスト、解答の共有を通じて、プログラミングスキルを向上させられる。
ITニュース解説
このニュース記事は、プログラミングスキルを向上させるためのJavaScriptのコーディングチャレンジを紹介している。今回の課題は、与えられた整数の配列から、奇数番目のインデックスにある要素の合計を計算する関数を作成するというものだ。これは、配列操作の基礎を学ぶ上で非常に良い練習問題となる。
まず、JavaScriptにおける配列について理解を深める必要がある。配列は、複数の値を順番に格納できるデータ構造だ。各値は「要素」と呼ばれ、配列内での位置を示す番号を「インデックス」と呼ぶ。JavaScriptの配列では、インデックスは0から始まることに注意する必要がある。つまり、配列の最初の要素のインデックスは0、2番目の要素のインデックスは1、というように続く。
今回の課題では、「奇数番目のインデックス」にある要素の合計を計算する必要がある。具体的には、インデックスが1, 3, 5, 7…といった要素を取り出し、それらの値を合計することになる。
この課題を解決するための基本的なアプローチは、以下のようになる。
- 与えられた配列を受け取る関数を定義する。
- 合計値を格納するための変数(初期値は0)を初期化する。
- 配列の要素を順番に処理するためのループを作成する。
- ループ内で、現在の要素のインデックスが奇数かどうかを判定する。
- インデックスが奇数であれば、その要素の値を合計値に加算する。
- ループが終了したら、合計値を返す。
JavaScriptでこれを実装するコード例を以下に示す。
1function sumOfOddIndexedElements(arr) { 2 let sum = 0; 3 for (let i = 0; i < arr.length; i++) { 4 if (i % 2 !== 0) { // i が奇数かどうかを判定 5 sum += arr[i]; 6 } 7 } 8 return sum; 9} 10 11// 例 12const numbers = [10, 20, 30, 40, 50]; 13const result = sumOfOddIndexedElements(numbers); 14console.log(result); // 出力: 60 (20 + 40)
このコードでは、sumOfOddIndexedElementsという関数が定義されている。この関数は、引数として整数の配列arrを受け取る。
関数内では、まずsumという変数が0で初期化される。この変数は、奇数番目のインデックスにある要素の合計を格納するために使用される。
次に、forループを使って配列の要素を順番に処理する。ループのカウンタ変数iは、配列のインデックスを表す。ループは、iが0からarr.length - 1まで変化する間、繰り返される。arr.lengthは配列の要素数を返すプロパティだ。
ループ内では、if (i % 2 !== 0)という条件文を使って、現在のインデックスiが奇数かどうかを判定する。%は剰余演算子であり、i % 2はiを2で割った余りを返す。余りが0でない場合、iは奇数である。
もしiが奇数であれば、sum += arr[i]というステートメントが実行される。これは、sumにarr[i]の値(つまり、インデックスiにある要素の値)を加算することを意味する。
ループが終了すると、return sumというステートメントによって、最終的な合計値が返される。
この例では、numbersという配列が[10, 20, 30, 40, 50]で初期化されている。sumOfOddIndexedElements(numbers)を呼び出すと、関数はインデックス1(値は20)とインデックス3(値は40)の要素を合計し、結果として60を返す。
この課題を通じて、JavaScriptにおける配列の操作、ループ処理、条件分岐といった基本的なプログラミングの概念を学ぶことができる。また、コードをテストし、さまざまな入力に対して正しい結果が得られることを確認することで、デバッグスキルも向上させることができる。
さらに、この課題をより深く理解するために、以下の点について考えてみると良いだろう。
- 配列が空の場合、あるいは奇数番目のインデックスを持つ要素が存在しない場合、どのような結果を返すのが適切か。
- この問題を解くために、
forループの代わりにwhileループやforEachメソッドを使用することもできる。それぞれの方法にはどのような利点と欠点があるか。 - より複雑な配列操作、例えば、条件に基づいて要素をフィルタリングしたり、配列の要素を別の値に変換したりするには、どのような方法があるか。
これらの問いについて考えることで、JavaScriptの配列操作に関する理解をさらに深めることができるだろう。今回のチャレンジをきっかけに、JavaScriptの学習をさらに進めていってほしい。