【PHP8.x】ctype_graph関数の使い方
ctype_graph関数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
ctype_graph関数は、指定された文字列に含まれるすべての文字が、空白文字ではない印字可能な文字(グラフィック文字)であるかを判定する関数です。この関数は、引数として検証したい文字列を受け取ります。文字列内の各文字が、ディスプレイに表示できる文字であり、かつスペースやタブのような空白文字ではない場合に真(true)を返します。もし文字列に一つでも空白文字や制御文字、あるいは印字不可能な文字が含まれている場合、この関数は偽(false)を返します。例えば、「abcde」や「12345」、「!@#$%」のような文字列はtrueと判定されますが、「abc def」(空白を含む)や「\n」(改行を含む)のような文字列はfalseと判定されます。また、空文字列を渡した場合もfalseを返します。数値が引数として渡された場合は、その数値を文字列に変換してから判定が行われます。この関数は、ユーザーからの入力が期待通りの文字種のみで構成されているかを確認したり、データの中から特定の文字パターンを持つ情報だけを抽出したりする際に役立ちます。例えば、パスワードやユーザー名に空白以外の印字可能な文字のみを許可したい場合などに利用できます。
構文(syntax)
1<?php 2$text = 'HelloWorld123!'; 3$isGraph = ctype_graph($text);
引数(parameters)
string $text
- string $text: チェック対象の文字列
戻り値(return)
bool
指定された文字が印刷可能文字(空白文字以外)であれば true を、そうでなければ false を返します。