【PHP8.x】ctype_punct関数の使い方

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ctype_punct関数は、引数で指定された文字が「句読点」であるかどうかを判別する関数です。この関数は、与えられた文字がASCII文字セットにおいて印刷可能であり、かつ英数字(アルファベットや数字)でも空白文字でもない場合に「句読点」と判断します。具体的には、感嘆符(!)、カンマ(,)、ピリオド(.)、括弧(())、ハイフン(-)などの記号がこれに該当します。

主に、文字列の中から特定の記号を識別したい場合や、ユーザーからの入力値を検証する際に、句読点の有無を確認したい場面で利用されます。例えば、パスワードに特定の記号を必須としたり、入力された文章から句読点を取り除きたい場合などに便利です。

この関数は、検査したい文字を引数として受け取ります。引数に渡された文字が句読点であると判断された場合、true(真)を返します。そうでない場合はfalse(偽)を返します。

注意点として、引数に複数の文字を含む文字列を渡した場合、この関数はその文字列の最初の1文字のみを検査します。また、空の文字列を引数として渡すと、常にfalseが返されます。システムエンジニアを目指す初心者の方々にとっては、文字列処理や入力値のサニタイズを行う際に、特定の文字種を判別する基本的なツールとして役立つでしょう。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
var_dump(ctype_punct('!'));
var_dump(ctype_punct('a'));
var_dump(ctype_punct(' '));
var_dump(ctype_punct('?'));
?>

引数(parameters)

string|int $text

  • string|int $text: パンクチュエーション文字(句読点など)であるかを判定したい文字列または整数

戻り値(return)

bool

与えられた文字列が句読点文字のみで構成されている場合に true を返します。それ以外の場合は false を返します。

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