【PHP8.x】curl_escape関数の使い方
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curl_escape関数は、指定された文字列をURLエンコードする関数です。具体的には、URLで使用できない文字や、特別な意味を持つ文字(例えばスペースなど)を、パーセント記号 (%) とそれに続く16進数で表されるエスケープシーケンスに変換します。この処理は、URLに安全に文字列を組み込むために不可欠です。
この関数は、libcurlライブラリのエスケープ機能を利用しており、PHPがcurl拡張モジュールを通じて提供しています。主な用途としては、HTTPリクエストのクエリパラメータやURLパスの一部に、動的に生成された文字列を安全に含めることが挙げられます。例えば、ユーザーが入力した検索キーワードをURLに含めて検索APIに送信する場合などに利用されます。
curl_escape関数は、引数としてエンコードしたい文字列と、curlリソースを受け取ります。curlリソースは、curl_init関数などで初期化されたcurlセッションを表すものです。このリソースを指定することで、curlライブラリの特定の設定(例えば文字エンコーディングなど)に基づいてエンコード処理が行われます。戻り値は、エンコードされた文字列です。エンコードに失敗した場合は、falseが返されます。エンコードする文字列に日本語などのマルチバイト文字が含まれる場合でも、適切にエンコードされます。
基本的な使い方
構文(syntax)
curl_escape(CurlHandle $handle, string $string): string|false
引数(parameters)
CurlHandle $handle, string $string
- CurlHandle $handle: cURLセッションのハンドル。
curl_init()
で取得したリソースを指定します。 - string $string: URLエンコードしたい文字列。
戻り値(return)
string|false
指定されたURLエンコードされた文字列、またはエンコードに失敗した場合はfalse
を返します。