【PHP8.x】date_get_last_errors関数の使い方

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date_get_last_errors関数は、PHPの日付および時刻関連の関数が最後に実行された際に発生したエラーや警告の情報を取得するために使用される関数です。主にdate_create()strtotime()といった関数で、日付や時刻の文字列を解析する際に問題があった場合に、その詳細を把握するために役立ちます。

この関数は引数を取らず、最後に実行された日付・時刻関数のエラー情報を連想配列として返します。戻り値の配列には、warnings(警告)とerrors(エラー)というキーが含まれており、それぞれ発生した問題に関する具体的なメッセージが配列形式で格納されています。もし、日付・時刻関数の実行中にエラーや警告が一切発生しなかった場合、warningsおよびerrorsの各キーに対応する値は空の配列となります。これにより、処理が正常に完了したかどうかを判断できます。

システム開発において、ユーザーからの入力値など、外部から取得したデータを日付として扱う際には、予期しない無効なフォーマットや値が与えられることがあります。この関数を利用することで、それらの問題を正確に検出し、適切なエラーハンドリングやデータのバリデーションを行うことが可能になります。デバッグの目的だけでなく、堅牢な日付処理ロジックを構築するために不可欠な機能の一つと言えるでしょう。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
// 不正な日付文字列で日付/時刻関数を呼び出し、エラーを発生させます
date_create('2023-02-30');

// 最後に発生した日付/時刻関連のエラーと警告を取得します
// 戻り値は、エラー情報の連想配列 (array) またはエラーがない場合は false です
$errors = date_get_last_errors();
?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

array|false

直近の date_parse_from_format() または date_parse() 関数の呼び出しによって発生した、日付/時刻解析エラーに関する情報を配列で返します。エラーが発生しなかった場合は false を返します。

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