【PHP8.x】mb_ereg_replace_callback関数の使い方

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『mb_ereg_replace_callback関数は、マルチバイト文字列を対象に、正規表現パターンを用いて検索し、マッチした部分をコールバック関数の処理結果で置換する処理を実行する関数です。この関数はmb_ereg_replace関数と似ていますが、静的な置換文字列の代わりに、マッチング結果を引数として受け取るコールバック関数を指定する点が異なります。検索対象の文字列内で正規表現パターンにマッチする箇所が見つかるたびに、指定されたコールバック関数が呼び出されます。コールバック関数には、マッチした部分文字列全体と、パターン内の丸括弧でキャプチャされた部分文字列が配列として渡されます。開発者はこの配列を基に、独自のロジックを実装して置換後の文字列を動的に生成し、返すことができます。これにより、マッチした値に基づいて計算を行ったり、条件に応じて異なる文字列を返したりするなど、より複雑で柔軟な置換処理を実現することが可能になります。すべての置換が完了した結果の文字列が関数の戻り値となり、マッチしなかった場合は元の文字列がそのまま返されます。

基本的な使い方

構文(syntax)

mb_ereg_replace_callback(
    string $pattern,
    callable $callback,
    string $string,
    ?string $options = null
): string|false|null

引数(parameters)

string $pattern, callable $callback, string $string, ?string $options = null

  • string $pattern: 置換対象の文字列を検索するための正規表現パターン。
  • callable $callback: マッチした部分文字列を置換するためのコールバック関数。
  • string $string: 正規表現パターンで検索する対象の文字列。
  • ?string $options: オプションを指定する文字列(null許容)。

戻り値(return)

string|false

指定された文字列に対して、正規表現による検索と置換処理をコールバック関数を用いて実行した結果を文字列で返します。処理に失敗した場合は false を返します。

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