【PHP8.x】mb_preferred_mime_name関数の使い方

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『mb_preferred_mime_name関数は、指定した文字エンコーディングに対応する、推奨MIME文字セット名を取得する関数です。MIME文字セット名とは、電子メールやウェブページのHTTPヘッダーなどで、テキストデータがどの文字エンコーディングで符号化されているかを通信相手に伝えるために使用される標準的な識別子です。この関数は、PHPのプログラム内で使用されるエンコーディング名(例えば "SJIS-win" や "EUC-JP" など、複数の別名が存在する場合があります)を、プロトコル上で推奨される正式な名前に変換する役割を担います。例えば、mb_preferred_mime_name("SJIS-win") を実行すると、MIMEでの使用が推奨される "CP932" という文字列が返されます。引数に指定されたエンコーディングが mbstring 拡張モジュールでサポートされていない場合は、false を返します。この関数を利用することで、異なるシステム間でテキストデータをやり取りする際の文字化けを防ぎ、データの相互運用性を高めることができます。マルチバイト文字列を扱うアプリケーション開発において、特に外部との通信部分を実装する際に重要な関数です。

基本的な使い方

構文(syntax)

mb_preferred_mime_name(string $encoding): string|false

引数(parameters)

string $encoding

  • string $encoding: 優先的に使用したいMIME名エンコーディングを文字列で指定します

戻り値(return)

string|false

指定された文字エンコーディングでMIME名として推奨される文字列を返します。指定された文字エンコーディングがサポートされていない場合はfalseを返します。

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