【PHP8.x】explode関数の使い方

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explode関数は、指定された区切り文字(デリミタ)を用いて、対象の文字列を複数の部分文字列に分割し、それらを要素とする配列を生成する関数です。この関数は、例えばカンマ区切りのデータやスペース区切りの単語など、特定の規則で連結された文字列を個々の要素として扱いたい場合に非常に役立ちます。

利用する際には、まず第一引数に区切り文字となる文字列を指定します。次に第二引数には分割したい元の文字列を指定します。これにより、元の文字列の中から区切り文字が見つかるたびに文字列が分割され、分割された各部分が配列の要素として格納されます。結果として、分割された文字列の配列が返されます。

オプションとして、第三引数にlimit(リミット)という整数値を指定できます。limitを正の数で指定すると、返される配列の要素数が最大でその値に制限されます。例えばlimit2を指定すると、文字列は最初の1回だけ分割され、最大で2つの要素を持つ配列が返されます。負の数を指定すると、末尾からlimitの絶対値分の要素が除外されます。0を指定した場合は、空の配列が返されます。

注意点として、区切り文字に空文字列("")を指定した場合、PHP 8.0.0以降ではValueErrorが発生します。また、分割対象の文字列が空であり、区切り文字が空文字列でない場合は、空文字列を唯一の要素とする配列が返されます。この関数を使うことで、ログファイルからの情報抽出や、ユーザー入力のパースなど、様々な場面で文字列データを効率的に処理することが可能です。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
explode(string $separator, string $string, int $limit = PHP_INT_MAX): array
?>

引数(parameters)

string $separator, string $string, int $limit = PHP_INT_MAX

  • string $separator: 文字列を分割する際の区切り文字を指定します。
  • string $string: 分割したい対象の文字列を指定します。
  • int $limit = PHP_INT_MAX: 分割する要素の最大数を指定します。指定しない場合、PHP_INT_MAX(PHPで表現できる最大の整数)が使用され、制限はありません。

戻り値(return)

array|false

explode関数は、指定された区切り文字で文字列を分割し、その結果を配列として返します。区切り文字が見つからなかった場合や、空文字列を渡した場合などはfalseを返します。

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