【PHP8.x】fclose関数の使い方

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fclose関数は、PHPで開いたファイルポインタを閉じるための関数です。この関数は、fopen()などで取得したファイルリソースへのアクセスを終了し、システムリソースを解放します。ファイル操作において、開いたファイルは処理完了後に必ず閉じることが重要です。閉じないと、リソースが消費され、他のプロセスからのアクセス妨害やデータ破損のリスクが生じます。

fclose関数は、閉じたいファイルポインタ(リソース型)を引数に取ります。処理が成功した場合はブール値のtrueを、失敗した場合はfalseを返します。例えば、ファイルへの書き込みや読み込みが完了したら、fopen()で取得したファイルポインタを渡すことで、安全にファイル操作を終了できます。PHPスクリプトの終了時にファイルポインタは自動的に閉じられることもありますが、予期せぬ問題を避けるためにも、明示的なfclose()の呼び出しを推奨します。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
// $file_handle は fopen() などで取得したファイルポインタ(リソース型)
$file_handle = fopen("example.txt", "r");

// ファイルポインタが有効な場合にのみ閉じます
if ($file_handle) {
    fclose($file_handle);
}
?>

引数(parameters)

resource $stream

  • resource $stream: クローズするファイルポインタまたはストリームリソースを指定します。

戻り値(return)

bool

fclose関数は、指定されたファイルポインタを閉じます。成功した場合はtrueを、失敗した場合はfalseを返します。