【PHP8.x】get_html_translation_table関数の使い方

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get_html_translation_table関数は、htmlspecialchars()関数やhtmlentities()関数が内部で使用する、文字とHTMLエンティティの変換対応表(変換テーブル)を配列として取得する関数です。この変換テーブルは、特定の文字をHTMLで安全に表示するための文字列(HTMLエンティティ)に置き換える際の規則を定義しています。第一引数に定数HTML_SPECIALCHARSまたはHTML_ENTITIESを指定することで、どちらの関数のテーブルを取得するかを選択できます。第二引数では、シングルクォートやダブルクォートの扱いを決めるENT_QUOTESなどのフラグを指定し、変換の挙動を細かく制御することが可能です。第三引数では文字エンコーディングを指定します。この関数が返すのは、変換前の文字をキー、変換後のHTMLエンティティを値とする連想配列です。この配列を利用することで、strtr()関数などと組み合わせて、標準とは異なる独自のHTMLエンティティ変換処理を実装することができます。

基本的な使い方

構文(syntax)

get_html_translation_table(int $table = HTML_SPECIALCHARS, int $flags = ENT_QUOTES | ENT_SUBSTITUTE | ENT_HTML401, string $encoding = "UTF-8"): array

引数(parameters)

int $table = HTML_SPECIALCHARS, int $flags = ENT_QUOTES | ENT_SUBSTITUTE | ENT_HTML401, string $encoding = "UTF-8"

  • int $table = HTML_SPECIALCHARS: 変換テーブルの種類を指定します。デフォルトは HTML 特殊文字の変換テーブルです。
  • int $flags = ENT_QUOTES | ENT_SUBSTITUTE | ENT_HTML401: 変換時の挙動を制御するフラグを指定します。
  • string $encoding = "UTF-8": 文字エンコーディングを指定します。デフォルトは UTF-8 です。

戻り値(return)

array

HTMLエンティティ変換テーブルを表す連想配列を返します。

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