【PHP8.x】getprotobynumber関数の使い方
getprotobynumber関数は、プロトコル番号に対応するプロトコル名を取得する関数です。具体的には、引数として指定されたプロトコル番号(例えば、TCPの6やUDPの17など)に基づき、システムのプロトコルデータベースを参照し、対応するプロトコル名を文字列として返します。この関数は、ネットワークプログラミングにおいて、数値で表現されたプロトコルを人間が理解しやすい名前に変換する際に役立ちます。
getprotobynumber関数は、整数型のプロトコル番号を引数として受け取ります。関数が成功した場合、プロトコル名を表す文字列を返します。もし指定されたプロトコル番号に対応するプロトコル名が見つからない場合、関数はfalse
を返します。
この関数を利用する際には、システムに登録されているプロトコルに関する情報が正確であることが重要です。通常、これらの情報は/etc/protocols
ファイル(Unix系システムの場合)や、Windowsレジストリに格納されています。getprotobynumber関数は、これらの情報を参照してプロトコル名を取得します。
エラーが発生した場合(例えば、メモリ不足など)、false
が返されることがあります。そのため、返り値がfalse
でないことを確認することで、処理が正常に完了したかを検証することが推奨されます。この関数は、ネットワーク関連の処理を行う上で、エラーハンドリングと組み合わせることで、より堅牢なプログラムを作成するのに役立ちます。
基本的な使い方
構文(syntax)
getprotobynumber(int $protocol): string|false
引数(parameters)
int $protocol
- int $protocol: プロトコル番号を指定する整数
戻り値(return)
string|false
指定されたポート番号に対応するプロトコル名(例: "tcp", "udp")の文字列を返します。対応するプロトコルが見つからなかった場合は false
を返します。