【PHP8.x】localeconv関数の使い方

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localeconv関数は、現在のロケール設定に基づいて、数値や通貨の書式設定に関する詳細な情報を取得する関数です。この関数は、小数点文字、桁区切り文字、通貨記号、正の数および負の数の書式など、国際的な書式設定に必要な様々なデータを連想配列として提供します。例えば、金額を表示する際に「,(カンマ)」や「.(ピリオド)」をどこに配置するか、通貨記号を数字の前か後ろのどちらに付けるか、といった地域ごとの慣習をプログラムで扱うために利用されます。

この関数が返す情報は、事前にsetlocale()関数で設定されたロケールに依存します。setlocale()関数でロケールを設定することで、localeconv()関数が返す情報の種類が変更され、アプリケーションはその設定に応じた書式情報を取得できます。返される配列には、decimal_point(小数点文字)やthousands_sep(桁区切り文字)、currency_symbol(通貨記号)といった要素が含まれており、これらを利用して、国際化されたアプリケーションでユーザーの地域に応じた数値や通貨の表示を正確に行うことが可能になります。国際的なアプリケーション開発において、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要な機能を提供します。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php

$localeData = localeconv();
print_r($localeData);

?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

array

現在使用されているロケール(地域設定)に応じた通貨や数値の書式設定に関する情報を含む連想配列を返します。

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