【PHP8.x】output_reset_rewrite_vars関数の使い方

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output_reset_rewrite_vars関数は、現在設定されているすべてのURL書き換え変数をクリアする機能を実行する関数です。この関数は、主にセッションIDをURLに透過的に埋め込む際などに使用される、output_add_rewrite_var()関数によって追加された変数をすべて削除します。これにより、以前の書き換え設定がリセットされ、以降の出力バッファの内容にそれらの変数が追加されなくなります。

元々、この機能はURLを介したセッション管理の一環として利用されていましたが、セキュリティや設計の観点から推奨されなくなり、PHPのバージョンアップに伴いその位置づけが変化しました。具体的には、このoutput_reset_rewrite_vars関数はPHP 8.0.0で非推奨(Deprecated)となり、将来のバージョンでの削除が予告されていました。

そして、お客様が指定されたPHP 8.4.0のバージョンでは、このoutput_reset_rewrite_vars関数はPHP本体から完全に削除されており、もはや利用することはできません。そのため、PHP 8.4以降の環境でこの関数を呼び出そうとすると、エラーが発生します。現代のウェブアプリケーション開発では、セッション管理やURL書き換えはより安全で効率的な方法で行われることが一般的であり、この関数に依存する旧来の方式は推奨されていません。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
output_reset_rewrite_vars();
?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

bool

この関数は、output_add_rewrite_var() 関数で設定された書き換え変数をリセットできるかどうかを返します。成功した場合は true を、失敗した場合は false を返します。

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