【PHP8.x】realpath関数の使い方
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『realpath関数は、指定されたパス文字列に含まれる全てのシンボリックリンク、/./
や /../
といった相対パスの参照、そして余分なパス区切り文字を解決し、正規化された絶対パスを返す処理を実行する関数です。この関数は、引数に与えられたパスが実際にファイルシステム上に存在するかどうかを確認し、存在する場合にのみパス文字列を返します。相対パス、絶対パスのどちらも引数として指定可能です。例えば、シンボリックリンクをたどって元のファイルの絶対パスを取得したい場合や、../../
のような記述を含む複雑なパスを、ルートディレクトリから始まる一意の単純なパスに変換したい場合などに使用されます。処理が成功すると、末尾にスラッシュを含まない正規化された絶対パスが文字列として返されます。一方、指定されたパスが存在しない、またはパスの途中のディレクトリにアクセス権限がないなどの理由で解決できない場合には false
を返します。これにより、ファイルの存在確認と正規化されたパスの取得を同時に行うことができます。
基本的な使い方
構文(syntax)
<?php
$absolute_path = realpath('/path/to/your/file.txt');
?>
引数(parameters)
string $path
- string $path: 正規化された絶対パスに変換したいファイルまたはディレクトリへのパスを指定する文字列
戻り値(return)
string|false
指定されたパスの正規化された絶対パスを文字列で返します。指定されたパスが存在しない場合はfalseを返します。