【PHP8.x】stripcslashes関数の使い方

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stripcslashes関数は、C言語のスタイルでバックスラッシュを用いてエスケープされた文字列を、元の状態に戻す(アンエスケープする)処理を実行する関数です。この関数は、\n(改行)、\r(キャリッジリターン)、\t(タブ)といった、プログラム上で特別な意味を持つ制御文字のエスケープシーケンスを、実際の文字に変換します。例えば、文字列中に存在する「\n」という2文字を、改行という1つの文字に置き換えます。さらに、\101のような8進数表記や\x41のような16進数表記で表された文字も、対応するASCII文字に変換します。この関数はaddcslashes関数と対の関係にあり、addcslashesでエスケープ処理されたデータを元に戻す際に使用されます。PHPには似た名前のstripslashes関数もありますが、そちらが主に引用符やバックスラッシュ自体を対象とするのに対し、stripcslashesはC言語で用いられるより広範なエスケープシーケンスを扱うという違いがあります。これにより、他のプログラムで生成されたデータなどをPHPで正しく解釈できます。

基本的な使い方

構文(syntax)

$unescaped_string = stripcslashes('Hello\\nWorld!');

引数(parameters)

string $string

  • string $string: エスケープシーケンスを解除する文字列

戻り値(return)

string

バックスラッシュによるエスケープシーケンスを解釈し、エスケープされていない文字列を返します。

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