【PHP8.x】__constructメソッドの使い方

__constructメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

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基本的な使い方

__constructメソッドは、新しいSplFileInfoオブジェクトを作成し、指定されたファイルまたはディレクトリのパスで初期化するメソッドです。

SplFileInfoクラスは、PHPが提供する拡張機能の一つで、ファイルシステム上のファイルやディレクトリに関する情報を一元的に管理し、操作するための便利な機能を提供します。たとえば、ファイル名、拡張子、パス、サイズ、最終更新日時、読み書き権限など、様々な情報にアクセスできるようになります。

この__constructメソッドは、SplFileInfoオブジェクトを新しく作成する際に自動的に呼び出される特別なメソッドです。引数として、操作したいファイルまたはディレクトリの完全なパス(例: /var/www/html/index.php./data/images/ など)を文字列として一つだけ受け取ります。このパスを使って、生成されるSplFileInfoオブジェクトの初期設定が行われます。

たとえ指定されたファイルやディレクトリが、オブジェクトが作成される時点では存在しなかったとしても、__constructメソッドはエラーを発生させることなく、オブジェクト自体は正常に生成します。なぜなら、実際にファイルやディレクトリの存在やその種類(ファイルかディレクトリかなど)を確認する処理は、SplFileInfoオブジェクトのisFile()isDir()といったメソッドが呼び出された際に実行されるためです。

このメソッドを通じてSplFileInfoオブジェクトを生成することで、ファイルシステム上の様々な要素に関する情報を統一された方法で取得・操作するための基盤を築くことができます。これにより、システムのファイル処理をより堅牢かつ効率的に構築することが可能になります。

構文(syntax)

1new SplFileInfo(string $path);

引数(parameters)

string $filename

  • string $filename: SplFileInfoオブジェクトの元となるファイルまたはディレクトリのパスを指定する文字列

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません