【PHP8.x】fileプロパティの使い方

fileプロパティは、ArgumentCountError例外が発生したPHPスクリプトのファイルパスを保持するプロパティです。PHP 8以降で導入されたArgumentCountErrorは、関数やメソッドが期待する引数の数と、実際に呼び出し元から渡された引数の数が一致しない場合にスローされる内部的なエラーを表します。

このfileプロパティには、引数の数が誤っているためにエラーが発生した、その具体的なPHPスクリプトファイルの絶対パスが文字列として格納されます。例えば、定義された関数が2つの引数を必要とするにもかかわらず、1つの引数のみで呼び出された場合、ArgumentCountErrorが発生し、そのエラーオブジェクトのfileプロパティにはエラーを引き起こしたソースコードが含まれるファイルのパスが設定されます。

システム開発において、プログラム実行中に予期せぬエラーが発生した際、このfileプロパティの情報を参照することで、どのファイルで引数に関する問題が生じたのかを迅速に特定できます。これにより、エラーのデバッグ作業を効率的に進め、問題の根本原因を突き止めて修正するための重要な手がかりとなります。

Copy
1<?php
2$argumentCountErrorInstance->file;

string

ArgumentCountError クラスの file プロパティは、エラーが発生したファイル名を文字列で返します。