【PHP8.x】getFileInfoメソッドの使い方

getFileInfoメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 2025年09月11日更新日: 2025年12月28日

基本的な使い方

getFileInfoメソッドは、ファイルに関する詳細な情報を管理するSplFileInfoクラスの新しいインスタンスを生成し、それを返すメソッドです。このメソッドは、現在扱っているSplFileInfoオブジェクトが示すファイルやディレクトリについて、その情報を取り扱うための新しいSplFileInfoオブジェクトを別に作成したい場合に利用されます。例えば、一つのファイルに対して複数の異なる情報管理オブジェクトを必要とする状況で役立ちます。

このメソッドは、オプションで$classという引数を一つ受け取ることができます。この引数にクラス名を文字列で指定すると、標準のSplFileInfoクラスのインスタンスではなく、指定されたクラスのインスタンスが生成されて返されます。これは、SplFileInfoクラスを継承して独自のファイル情報管理クラスを定義している場合に、そのカスタムクラスのオブジェクトを生成したいときに特に便利です。

getFileInfoメソッドは、ファイルパスやファイル名、サイズ、最終更新日時といったファイルに関する様々なメタデータへアクセスするための、統一された仕組みを提供します。これにより、PHPアプリケーションでファイルシステムを操作する際に、柔軟で効率的な情報取得が可能になります。ファイルの詳細な情報を取得し、それを基に処理を進める必要があるシステム開発において、このメソッドはファイルの情報を安全かつ確実に扱うための重要な手段となります。

構文(syntax)


1<?php
2$fileInfo = new SplFileInfo('path/to/file.txt');
3$newFileInfo = $fileInfo->getFileInfo();
4?>

引数(parameters)

?string $class = NULL

string $class = NULL: 取得したいファイル情報のクラス名を指定します。指定しない場合は SplFileInfo クラスのインスタンスが返されます。

戻り値(return)

SplFileInfo

このメソッドは、現在のファイルに関する追加情報を持つ新しい SplFileInfo オブジェクトを返します。