【ITニュース解説】Day 11 of 100.

2025年09月03日に「Dev.to」が公開したITニュース「Day 11 of 100.」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

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ITニュース概要

Pythonのforループを学習。同じコードを繰り返し書かずに、処理を自動化できる。数値のカウントやリストの反復処理を試した結果、Pythonに処理が終わるまで実行させることが可能になった。効率的な開発に役立つ機能であることがわかった。

出典: Day 11 of 100. | Dev.to公開日:

ITニュース解説

プログラミングを始めたばかりの人がPythonのforループを学んだというニュース記事だ。forループは、プログラムの中で同じ処理を何度も繰り返すための基本的な構文の一つ。この記事では、そのforループについて詳しく解説する。

まず、プログラミングにおける「ループ」とは、特定の処理を繰り返すこと。例えば、1から10までの数字を順番に表示したい場合、単純に考えるとprint(1)、print(2)、…、print(10)と10行書く必要がある。しかし、ループを使えば、数行のコードで同じ結果を得ることができる。

Pythonにおけるforループは、主にコレクション(リストやタプルなど)の要素を順番に取り出して処理する際に使われる。基本的な構文は以下の通り。

1for 変数 in コレクション:
2    処理

ここで、「変数」はコレクションから取り出された要素が一時的に格納される場所。「コレクション」は、繰り返しの対象となるデータの集まり(例えば、数字のリストや文字列など)。「処理」は、コレクションから取り出された要素に対して行われる具体的な操作。

例えば、hobbies = ["読書", "映画鑑賞", "プログラミング"]というリストがあるとする。このリストの要素を順番に表示するには、以下のようにforループを使う。

1hobbies = ["読書", "映画鑑賞", "プログラミング"]
2for hobby in hobbies:
3    print(hobby)

このコードを実行すると、「読書」「映画鑑賞」「プログラミング」の順に表示される。forループは、hobbiesリストの最初の要素("読書")をhobby変数に代入し、print(hobby)を実行する。次に、2番目の要素("映画鑑賞")をhobby変数に代入し、print(hobby)を実行する。これをリストの最後の要素まで繰り返す。

forループは、range()関数と組み合わせて使うことも多い。range()関数は、連続した整数のシーケンスを生成する関数。例えば、range(5)は0から4までの整数(0, 1, 2, 3, 4)を生成する。これを使って、0から9までの数字を順番に表示するには、以下のようにする。

1for i in range(10):
2    print(i)

このコードでは、range(10)が0から9までの整数を生成し、それぞれの整数がi変数に順番に代入され、print(i)によって表示される。

forループの重要な点は、処理を自動化できること。手作業で同じコードを何度も書く代わりに、ループを使って効率的に処理を行うことができる。例えば、1から100までの数字の合計を計算する場合、ループを使わずに計算するのは非常に大変。しかし、forループを使えば簡単に計算できる。

1total = 0
2for i in range(1, 101):
3    total += i
4print(total)

このコードでは、total変数を0で初期化し、1から100までの整数を順番にi変数に代入し、totalに加算している。ループが終わると、totalには1から100までの合計(5050)が格納される。

forループは、プログラミングにおいて非常に重要な概念であり、様々な場面で活用される。データの処理、繰り返し処理、アルゴリズムの実装など、プログラミングの基礎を学ぶ上で欠かせない要素だ。今回の記事を書いた人は、forループを使って数字を数えたり、趣味のリストを処理したりすることで、その有用性を実感したようだ。forループを理解し、使いこなせるようになることは、プログラミングスキルを向上させるための第一歩となる。