【ITニュース解説】Amazon greenlights a Life is Strange series adaptation
2025年09月06日に「Engadget」が公開したITニュース「Amazon greenlights a Life is Strange series adaptation」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。
ITニュース概要
Amazon Prime Videoが、人気ゲーム「Life is Strange」のドラマ化を決定。主人公マックスが時間を巻き戻す能力を使い、親友のクロエと失踪事件を追う物語。脚本はチャーリー・コベルが担当し、ゲームファンも新規視聴者も楽しめる内容を目指す。Amazonは「Tomb Raider」や「Fallout」など、ゲーム原作ドラマに力を入れている。
ITニュース解説
Amazonが人気ゲーム「Life is Strange」を原作としたドラマシリーズを制作することを発表した。この動きは、近年増加しているビデオゲームの実写化作品の成功を受けてのものだ。
「Life is Strange」は、2015年にDon't Nodというゲーム開発会社によって開発されたアドベンチャーゲーム。物語は、写真好きの女子学生マックスが、幼馴染のクロエの命を救うために時間を巻き戻す能力に目覚めることから始まる。マックスはその力を理解しようとしながら、クロエと共に失踪した女子学生の謎を追う中で、街の暗い側面を暴き出し、最終的には人生を左右する重大な選択を迫られることになる。
ドラマシリーズも、原作ゲームと同様に、思春期の不安や葛藤といった現実的なテーマと、超自然的な要素、道徳的な選択が組み合わさった内容になることが予想される。Amazonの発表によると、ドラマ版のストーリーも、マックスが時間を巻き戻す能力を得て、クロエと共に事件を解決していくという、原作ゲームの基本的なプロットを踏襲している。
ドラマシリーズの脚本、制作総指揮、ショーランナーは、イギリスの脚本家で俳優のチャーリー・コベルが担当する。コベルは、「The End of the F***ing World」や「KAOS」といった作品で知られている。制作総指揮には、Story Kitchenのドミトリ・M・ジョンソン、マイク・ゴールドバーグ、ティモシー・I・スティーブンソンも名を連ねている。さらに、ゲームの権利を持つSquare EnixとLuckyChapもプロジェクトに参加し、Amazon MGM Studiosが制作を担当する。
コベルは、このドラマシリーズがゲームのファンだけでなく、初めて「Life is Strange」に触れる視聴者にも楽しめる作品になることを目指している。Amazonのプレスリリースで、コベルは「Life Is Strange」をドラマ化できることを光栄に思うと述べており、ゲームの大ファンであること、Square Enix、Story Kitchen、LuckyChapといった素晴らしいチームと協力できることに喜びを表している。
Amazonは近年、ビデオゲームの実写化に力を入れており、過去には「Fallout」のドラマシリーズを制作し、高い評価を得ている。また、今週初めには、「トゥームレイダー」のドラマシリーズで、ソフィー・ターナーがララ・クロフト役を演じることが発表された。
一方、ゲームの世界では、Square Enixが「Life is Strange」シリーズの新作を開発しており、2024年には、マックスが主人公のオリジナルゲームの直接的な続編となる「Double Exposure」がリリースされる予定。また、Don't Nodも、「Life is Strange」のスピンオフ作品である「Lost Records: Bloom & Rage」をリリースしている。
今回のAmazonによる「Life is Strange」のドラマ化は、ビデオゲームの実写化作品がますます注目を集める中で、新たな可能性を示すものと言えるだろう。特に、原作ゲームが持つ魅力的なキャラクターやストーリー、感情に訴えかけるテーマが、ドラマとしてどのように表現されるのか、注目が集まる。