【ITニュース解説】Vue School Certification: My Experience, Tips, and Final Thoughts
2025年09月04日に「Dev.to」が公開したITニュース「Vue School Certification: My Experience, Tips, and Final Thoughts」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。
ITニュース概要
Vue Schoolの認定試験体験談。Vue.jsの利点(シンプルさ、ドキュメント、コミュニティ)を紹介。試験はレベル1と2があり、Webカメラで監視される。準備としてトレーニングを推奨。試験は選択式とコーディング課題。不合格でも再挑戦可能。認定は転職に有利に働く場合もある。
ITニュース解説
この記事は、Vue Schoolが提供するVue.jsの認定試験に関する体験談、準備方法、試験内容、そして認定の価値について解説している。特にVue.jsを学び始めたばかりのシステムエンジニアにとって、この認定がスキルアップやキャリアにどう役立つかの指針となるだろう。
記事の著者は、4年間Vue.jsを中心に開発経験を持つエンジニアであり、PythonやGolangとの組み合わせでVue.jsを活用してきた。React.jsも経験しているが、Vue.jsのシンプルさ、豊富なドキュメント、活発なコミュニティ、そしてセキュリティへの配慮から、Vue.jsを最も優れたフレームワークの一つとして評価している。React.jsとの比較では、条件付きレンダリングにおけるコードの可読性を例に挙げ、Vue.jsの方がより簡潔で理解しやすいと主張している。
認定試験はレベル1とレベル2の2種類がある。レベル1はVue.jsの基礎に焦点を当てており、Vueアプリケーションの作成、リアクティビティの基礎、テンプレート構文、イベント処理、フォーム入力バインディング、ウォッチャ、ライフサイクル・フック、テンプレート参照、コンポーネント、スロット、トランジション、プラグイン、カスタムディレクティブ、Vue Router、エコシステムといったトピックを網羅している。レベル2はより高度な概念と実践に焦点を当て、TypeScriptの使用や、脆弱なアプリケーションを構築しないためのベストプラクティスを学ぶ。具体的には、コンポーザブル、テスト、レンダー関数と仮想DOM、高度なPropsとEvents、Provide/Inject、グローバル状態管理、TypeScript、SSR (Server-Side Rendering)、パフォーマンスなどが含まれる。著者は、認定試験に申し込んだ場合、各レベルで提供されるすべてのトレーニング演習を完了することを強く推奨している。
試験は監視下で行われ、Webカメラとマイクを通じて受験者の様子が記録される。試験環境には、Webカメラ、マイク、身分証明書、そして周囲に誰もいない静かな部屋が必要となる。試験は2つのパートに分かれており、1つ目は30分の制限時間で実施される多肢選択式の問題、2つ目は105分の制限時間で実施されるコーディングチャレンジである。多肢選択式の問題は基本的な知識を問うものが多く、コーディングチャレンジでは、実際にコードを書いて問題を解決する必要がある。著者は、コーディングチャレンジに備えるために、トレーニング演習をしっかりとこなすことを勧めている。また、コーディングチャレンジの最後には、意図的に残されたバグを修正するタスクが課される。
もし試験に不合格だった場合でも、2回目の受験機会が与えられる。また、試験中に技術的な問題が発生した場合は、無料で再受験できる。
認定の価値は人によって異なると著者は述べている。認定を取得していなくても、高いスキルを持つ開発者は存在する。しかし、著者の場合、認定がきっかけとなり、別の企業との契約を獲得することができた。具体的には、Bootstrapから最新のVue 3 Composition API、Vuetify、TypeScriptへの移行プロジェクトに携わることになった。認定とVue.jsの専門知識が、プロジェクトへの応募において大きなアドバンテージになったという。著者は、認定は「持っていて損はない」ものだと結論付けている。