【PHP8.x】CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数の使い方
CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数は、PHPのcURL拡張機能において、ファイルやデータがどれくらいのサイズでアップロードされたか、その合計バイト数を取得するために使用される定数です。
この定数は、主にcurl_getinfo()関数と組み合わせて利用されます。例えば、ウェブサーバーへファイルをアップロードするHTTPリクエストを実行した際に、実際にどれだけのデータがサーバーに送信されたのかを知りたい場合に使用します。curl_getinfo()関数の引数にCURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tを指定することで、cURLセッションを通じてアップロードされたデータの合計バイト数(正確には、最終的に転送が完了したアップロードデータのサイズ)を、数値として取得できます。
特に、CURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tの末尾にある「_T」は、転送されるバイト数が非常に大きくなる可能性がある場合に備え、大きな整数値でも正確に扱えるように設計されていることを意味します。これにより、大規模なファイルのアップロードや、長時間のデータ転送においても、転送されたバイト数の情報を正確に把握することが可能です。システム開発において、アップロード処理の監視やログ記録、進捗状況の表示、あるいはエラー発生時の分析を行う際に、この定数が提供する情報は非常に有用です。
構文(syntax)
1$uploadedBytes = curl_getinfo($curlHandle, CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T);
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
戻り値なし
戻り値はありません
サンプルコード
PHP cURL: アップロードサイズとレスポンスコードを取得する
1<?php 2 3/** 4 * CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T を使用してアップロードサイズを取得するサンプル 5 * 6 * この関数は、cURLでデータをアップロードし、その転送されたサイズを 7 * CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T 定数を使って取得する方法を示します。 8 * また、関連する情報として CURLINFO_RESPONSE_CODE の取得も例示します。 9 * 10 * 注: このコードは実際のファイルアップロードを行うものではなく、 11 * cURLがデータを送信しようとした際の情報を取得するためのシミュレーションです。 12 * ターゲットURLは存在しない可能性があり、レスポンスコードはエラーになることがあります。 13 */ 14function getCurlUploadInfo(): void 15{ 16 // アップロードするダミーデータ 17 $uploadData = "Hello, PHP! This is a test upload string."; 18 $uploadSize = strlen($uploadData); // アップロードするデータのバイト数 19 $dataSent = ''; // CURLOPT_READFUNCTION が実際に提供したデータを追跡するための変数 20 21 // cURLセッションを初期化 22 $ch = curl_init(); 23 24 if ($ch === false) { 25 echo "cURLセッションの初期化に失敗しました。\n"; 26 return; 27 } 28 29 // cURLオプションを設定 30 // ターゲットURLは存在しないが、cURLはデータの送信を試みる。 31 // これにより、CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T の値を取得できる。 32 curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, 'https://example.com/upload_target'); // 存在しないが有効なドメインのURLを指定 33 curl_setopt($ch, CURLOPT_UPLOAD, true); // アップロードモードを有効にする 34 curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true); // 実行結果を文字列で返す 35 curl_setopt($ch, CURLOPT_PUT, true); // HTTP PUT リクエストとしてデータを送信 36 curl_setopt($ch, CURLOPT_INFILESIZE, $uploadSize); // アップロードするデータのサイズをcURLに伝える 37 curl_setopt($ch, CURLOPT_HEADER, false); // レスポンスヘッダを含めない 38 39 // CURLOPT_READFUNCTION を使用して、cURLにメモリ上のデータを供給します。 40 // これにより、一時ファイルを作成することなくアップロードをシミュレートできます。 41 // 関数は cURL がデータを要求するたびに呼び出され、指定されたバイト数以下のデータを返します。 42 $readOffset = 0; // データの読み込みオフセット 43 curl_setopt($ch, CURLOPT_READFUNCTION, function ($ch, $fd, $length) use (&$uploadData, &$readOffset, &$dataSent) { 44 $data = substr($uploadData, $readOffset, $length); 45 $readOffset += strlen($data); 46 $dataSent .= $data; // 実際にREADFUNCTIONによって供給されたデータを記録 47 return $data; 48 }); 49 50 // cURLセッションを実行 51 $response = curl_exec($ch); 52 53 // cURLエラーチェック 54 if (curl_errno($ch)) { 55 echo 'cURLエラー: ' . curl_error($ch) . "\n"; 56 } else { 57 // CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T を使用してアップロードサイズを取得 58 // この定数は、cURLがアップロードを試みた、または実際に転送したバイト数の合計を返します。 59 // 接続エラーなどでアップロードが成功しなかった場合は、0バイトとなることがあります。 60 $uploadedBytes = curl_getinfo($ch, CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T); 61 62 // キーワードに関連して、HTTPレスポンスコードも取得 63 // これはサーバーからの応答ステータス(例: 200 OK, 404 Not Found など)を示します。 64 $httpResponseCode = curl_getinfo($ch, CURLINFO_RESPONSE_CODE); 65 66 echo "--- cURL アップロード情報 ---\n"; 67 echo "元のアップロードデータの文字列長: " . $uploadSize . " バイト\n"; 68 echo "CURLOPT_READFUNCTION が提供したデータの合計長: " . strlen($dataSent) . " バイト\n"; 69 echo "cURLが報告したアップロードサイズ (CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T): " . $uploadedBytes . " バイト\n"; 70 echo "HTTPレスポンスコード (CURLINFO_RESPONSE_CODE): " . $httpResponseCode . "\n"; 71 echo "-----------------------------\n"; 72 echo "レスポンスボディ (存在する場合):\n"; 73 // htmlspecialchars を使用して、HTMLエンティティを適切にエスケープ 74 echo ($response === false) ? "なし (エラーまたはレスポンスなし)\n" : htmlspecialchars($response) . "\n"; 75 } 76 77 // cURLセッションを閉じる 78 curl_close($ch); 79} 80 81// 関数の実行 82getCurlUploadInfo(); 83
このサンプルコードは、PHPのcURL拡張機能を利用して、HTTP通信でデータをアップロードした際の詳細な情報を取得する方法を示しています。
特にCURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数は、cURLがデータをアップロードする際に、実際に転送を試みたバイト数を取得するために使用されます。この定数をcurl_getinfo関数に渡すことで、アップロードされたデータの合計サイズが整数値で返されます。ネットワークエラーなどによりアップロードが完全に完了しなかった場合でも、cURLが転送を試みたバイト数、または0バイトが返されることがあります。この値は、データ転送の進捗や結果の確認に活用できます。
サンプルでは、CURLOPT_READFUNCTIONオプションを使ってメモリ上のダミーデータを模擬的にアップロードし、その際の転送サイズを取得しています。
また、キーワードとして挙げられているCURLINFO_RESPONSE_CODEも使用しています。こちらもcurl_getinfo関数を通じて、HTTP通信後にサーバーから返されるステータスコード(例: 200 OKは成功、404 Not Foundはページが見つからないなど)を整数値で取得できます。これにより、HTTPリクエストの成否やサーバーの応答状況を具体的に把握することが可能です。
これらの定数を利用することで、PHPのcURLで実行するデータアップロードやHTTPリクエスト処理の詳細な情報をプログラムから確認でき、システム連携やデバッグ作業において非常に有用です。
このサンプルコードは、PHPのcURL拡張機能を用いたデータアップロードの挙動を確認するためのシミュレーションです。実際にデータが外部サーバーにアップロードされるわけではない点にご注意ください。そのため、指定されたターゲットURLは存在せず、CURLINFO_RESPONSE_CODEはエラーを示すことがあります。
CURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tは、cURLがデータを転送しようとした、または実際に転送したバイト数を示します。ネットワークエラーなどにより転送が途中で中断された場合、この値が0バイトになることがあるため、取得した値が常に元のデータサイズと一致するとは限りません。
実際のアプリケーションでファイルをアップロードする際は、有効なアップロード先のURLを指定し、CURLINFO_RESPONSE_CODEが200番台(成功)であることを必ず確認してください。また、cURLセッションはcurl_init()で初期化したら、必ずcurl_close()で閉じるようにし、エラーチェックを怠らないことが重要です。
PHP cURLアップロードバイト数を取得する
1<?php 2 3/** 4 * cURLを使い、ダミーのファイルをアップロードする処理をシミュレートし、 5 * その転送サイズをCURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数で取得する方法を示します。 6 * 7 * この定数は、cURLのアップロード処理において実際に転送された(または転送を試みた) 8 * データのバイト数を取得するために使用されます。 9 * このサンプルでは、実際にリモートサーバーにファイルをアップロードする代わりに、 10 * cURLがアップロード処理を行った際の情報を取得する方法に焦点を当てています。 11 */ 12function demonstrateCurlUploadInfo(): void 13{ 14 // 1. アップロードするダミーファイルを作成 15 $tempFileName = 'temp_dummy_upload.txt'; 16 $fileContent = 'This is a small dummy file used for demonstrating cURL upload size info.'; 17 if (file_put_contents($tempFileName, $fileContent) === false) { 18 echo "エラー: ダミーファイルの作成に失敗しました。\n"; 19 return; 20 } 21 $fileSize = filesize($tempFileName); 22 23 // 2. cURLセッションを初期化 24 $ch = curl_init(); 25 26 // 3. cURLオプションを設定 27 // アップロード先のダミーURL。実際には存在しないURLでも、cURLはアップロード処理を試行します。 28 $targetUrl = 'http://example.com/upload_target'; 29 30 curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $targetUrl); 31 curl_setopt($ch, CURLOPT_UPLOAD, true); // アップロードモードを有効にする 32 curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true); // サーバーからのレスポンスを文字列として取得 33 34 // アップロードするファイルを読み取りモードで開く 35 $fileHandle = fopen($tempFileName, 'r'); 36 if ($fileHandle === false) { 37 echo "エラー: ダミーファイルを開けませんでした。\n"; 38 curl_close($ch); 39 unlink($tempFileName); // 作成したダミーファイルを削除 40 return; 41 } 42 curl_setopt($ch, CURLOPT_INFILE, $fileHandle); // アップロード元のファイルハンドルを指定 43 curl_setopt($ch, CURLOPT_INFILESIZE, $fileSize); // アップロードするファイルのサイズを指定 44 45 echo "cURLアップロード処理をシミュレートします...\n"; 46 47 // 4. cURLセッションを実行 48 $response = curl_exec($ch); 49 50 // 5. エラーチェックと情報取得 51 if (curl_errno($ch)) { 52 // cURL実行中にエラーが発生した場合 53 echo 'cURLエラー: ' . curl_error($ch) . "\n"; 54 } else { 55 echo "cURLアップロード処理のシミュレーションが完了しました。\n"; 56 57 // CURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tを使って、アップロードのために転送されたバイト数を取得 58 // この値は、cURLがアップロード処理のために送信したデータの総バイト数を示します。 59 $uploadedBytes = curl_getinfo($ch, CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T); 60 61 echo "CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T で取得した転送バイト数: " . $uploadedBytes . " バイト\n"; 62 echo "元のダミーファイルのサイズ: " . $fileSize . " バイト\n"; 63 64 // 実際には、サーバーがレスポンスを返した場合、その内容が$responseに含まれます。 65 // echo "サーバーからのレスポンス (もしあれば):\n" . $response . "\n"; 66 } 67 68 // 6. cURLセッションとファイルハンドルを閉じる 69 curl_close($ch); 70 fclose($fileHandle); 71 72 // 7. 作成したダミーファイルを削除 73 unlink($tempFileName); 74} 75 76// 関数を実行してデモンストレーションを開始 77demonstrateCurlUploadInfo(); 78 79?>
このPHPサンプルコードは、CURLINFO_SIZE_UPLOAD_T定数を使用して、cURLによるファイルアップロード処理で実際に転送された(または転送を試みた)データのバイト数を取得する方法を具体的に示しています。CURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tは、cURL拡張機能が提供する定数の一つで、実行されたcURLセッションに関する様々な情報を取得するために利用されます。
コードでは、まず一時的なダミーファイルを作成し、そのファイルをHTTP経由でアップロードする状況をcURLでシミュレートしています。curl_setopt()関数でアップロードモードを有効にし、転送元となるファイルハンドルとそのサイズを設定しています。
curl_exec()関数でcURLセッションを実行した後、curl_getinfo()関数を用いて転送情報を取得します。この際、curl_getinfo()の第二引数にCURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tを指定することで、アップロード処理のために送信されたデータの総バイト数を数値として取得できます。この定数自体に直接引数や戻り値はありませんが、curl_getinfo()関数がこの定数を情報の種類として受け取り、対応する数値を返します。この値は、転送が成功したかどうかにかかわらず、cURLが送信を試みたバイト数を示し、ファイル転送処理のデバッグや進捗状況の把握に役立ちます。
CURLINFO_SIZE_UPLOAD_Tは、curl_getinfo関数と組み合わせて、cURLがアップロード処理時に実際に転送を試みたバイト数を取得するための定数です。ファイル自体のサイズと転送されるバイト数が常に一致するとは限らないため、この違いを理解しておくことが大切です。
このサンプルコードは、実際のサーバーへファイルをアップロードしているわけではなく、ローカル環境でアップロード処理のシミュレーションを行い、その際の転送情報を取得する方法を示しています。http://example.com/upload_targetはダミーURLですので、このスクリプトを実行しても外部サーバーにデータは送信されません。
cURLセッションやファイル操作を行う際は、curl_errnoやcurl_errorで必ずエラーチェックを行い、問題発生時に適切に対処できるよう準備してください。また、curl_closeでcURLセッションを、fcloseでファイルハンドルを、unlinkで作成した一時ファイルを、それぞれ処理の終わりに忘れずに解放・削除することが、リソースリークを防ぐ上で非常に重要です。