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【PHP8.x】MHASH_MURMUR3C定数の使い方

MHASH_MURMUR3C定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 更新日:

基本的な使い方

MHASH_MURMUR3C定数は、MurmurHash3ハッシュアルゴリズムを表す定数です。ハッシュアルゴリズムとは、任意の長さの入力データ(例えば文字列やファイルの内容)を受け取り、それを固定の短い長さの出力データ(ハッシュ値)に変換する一方向の計算手順のことです。このハッシュ値は、データの同一性確認や効率的なデータ管理に利用されます。

MurmurHash3は「非暗号学的ハッシュ関数」の一種として知られており、その最大の特長は非常に高速なハッシュ値の生成です。非暗号学的とは、セキュリティを目的としたデータの暗号化や改ざん検出には適さないものの、データの高速な比較や、大量のデータを均一に分散させる必要がある場合に優れた性能を発揮することを意味します。

この定数は、以前のPHPバージョンでmhash拡張機能を使用する際に、MurmurHash3アルゴリズムを指定するために使われていました。例えば、大きなファイルの破損チェック、データベースのハッシュインデックスの作成による検索性能の向上、キャッシュシステムにおけるユニークなキーの生成といった場面で活用されます。現在のPHP 8環境では、mhash拡張は利用できませんが、同等の機能は標準のhash()関数で提供されています。hash()関数でMurmurHash3アルゴリズムを利用する際には、アルゴリズム名として文字列'murmur3c'を指定することで、この定数がかつて果たしていた役割と同様に、データの高速なハッシュ値生成を行うことが可能です。

構文(syntax)

1<?php
2echo MHASH_MURMUR3C;

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません

サンプルコード

PHPでMurmurHash3を計算する

1<?php
2
3/**
4 * MurmurHash3ハッシュ値を計算するサンプル関数です。
5 *
6 * この関数は 'murmurhash' PECL 拡張機能が必要です。
7 * PHP 8ではmhash拡張機能とMHASH_MURMUR3C定数は利用できません。
8 *
9 * @param string $data ハッシュ化する文字列。
10 * @return string 32-bit MurmurHash3ハッシュの16進数表現、またはエラー時は空文字列。
11 */
12function calculateMurmurHash3(string $data): string
13{
14    // murmurhash拡張機能がロードされているか確認
15    if (!extension_loaded('murmurhash')) {
16        // 拡張機能がない場合のエラーメッセージを表示し、空文字列を返す
17        echo "エラー: 'murmurhash' PECL 拡張機能がロードされていません。インストールしてください。" . PHP_EOL;
18        return '';
19    }
20
21    // murmurhash_32()関数を使用して32-bit MurmurHash3を計算
22    // MHASH_MURMUR3C定数がかつて指定していたアルゴリズムに相当します
23    $hash = murmurhash_32($data);
24
25    // 整数値を8桁の16進数文字列にフォーマットして返す
26    return sprintf('%08x', $hash);
27}
28
29// 使用例
30$inputString = "Hello System Engineer Beginner!";
31$murmurHash = calculateMurmurHash3($inputString);
32
33if (!empty($murmurHash)) {
34    echo "元の文字列: " . $inputString . PHP_EOL;
35    echo "MurmurHash3 (32-bit): " . $murmurHash . PHP_EOL;
36}

このPHPサンプルコードは、与えられた文字列から「MurmurHash3」という種類のハッシュ値を計算する方法を示しています。MurmurHash3は、高速なハッシュ生成が特徴であり、データの一意性チェックやハッシュテーブルのインデックス生成など、幅広い用途で利用されるアルゴリズムです。

PHP 8では、かつて利用可能だったmhash拡張機能およびその中に含まれていたMHASH_MURMUR3C定数は提供されていません。このコードは、その代替として別途インストールが必要な「murmurhash PECL拡張機能」を使用しています。

calculateMurmurHash3関数は、ハッシュ化したい文字列を$data引数として受け取ります。関数内部では、まずmurmurhash拡張機能がシステムにロードされているかを確認し、ロードされていない場合はエラーメッセージを表示して空文字列を返します。拡張機能が利用可能な場合、murmurhash_32()関数を用いて32ビットのMurmurHash3を計算します。計算されたハッシュ値は整数として得られるため、最終的にsprintf関数で8桁の16進数文字列にフォーマットされて戻り値となります。エラー発生時や拡張機能が未ロードの場合には空文字列が返されます。

使用例では、「Hello System Engineer Beginner!」という文字列を関数に渡し、計算されたMurmurHash3の16進数表現を表示しています。

PHP 8では、MHASH_MURMUR3C定数を含むmhash拡張機能は廃止され、利用できません。そのため、MurmurHash3を計算するには、別途murmurhashというPECL拡張機能のインストールと設定が必要です。サンプルコードは、このmurmurhash拡張機能のmurmurhash_32()関数を使用しており、extension_loaded関数で拡張機能がロードされているかを確認する処理が組み込まれています。この拡張機能がインストールされていない環境では、サンプルコードは動作せず、適切なエラーメッセージが表示されるため、利用前に環境構築が必須である点に注意してください。

PHP 8 で MHASH_MURMUR3C を参照する

1<?php
2
3/**
4 * PHP 8 環境における MHASH_MURMUR3C 定数の利用例と注意点を示します。
5 *
6 * MHASH_MURMUR3C 定数は、PHP の mhash エクステンションによって提供されていました。
7 * しかし、mhash エクステンションは PHP 7.0 で PECL に移され、PHP 8.0 で完全に削除されました。
8 *
9 * したがって、PHP 8 環境では MHASH_MURMUR3C 定数は存在せず、この定数を直接参照すると
10 * "Undefined constant" エラー (Fatal Error) が発生し、スクリプトの実行が停止します。
11 *
12 * この関数は、PHP 8 で MHASH_MURMUR3C を参照しようとした場合に何が起こるかを示します。
13 * 動作可能な PHP 8 環境で実行すると、エラーで終了します。
14 *
15 * PHP 8 で MurmurHash3 を利用するには、PECL パッケージや Composer 経由で
16 * 外部ライブラリ (例: `php-murmurhash`) を導入する必要があります。
17 */
18function demonstrateMhashMurmur3CUsageInPhp8(): void
19{
20    echo "--- MHASH_MURMUR3C 定数の利用デモンストレーション (PHP 8) ---" . PHP_EOL;
21    echo "このスクリプトは、PHP 8 環境では MHASH_MURMUR3C 定数が存在しないため、" . PHP_EOL;
22    echo "致命的なエラー (Fatal Error: Undefined constant \"MHASH_MURMUR3C\") を発生させて終了します。" . PHP_EOL . PHP_EOL;
23
24    // PHP 8 では、この行で Fatal Error が発生します。
25    // PHP 5.x などの過去のバージョンでは、この定数を用いてmhash()関数などで
26    // MurmurHash3C アルゴリズムを指定することができました。
27    // 例: $hash = mhash(MHASH_MURMUR3C, "some data");
28    
29    // 定数 MHASH_MURMUR3C を参照する
30    // この行の実行時に、PHP 8 環境では Fatal Error が発生します。
31    // エラー発生を意図的に示すため、if (defined(...)) によるチェックは行いません。
32    $murmur3cAlgorithmId = MHASH_MURMUR3C; // <-- ここで Fatal Error が発生します
33
34    // 以下の行は、上記の Fatal Error が発生した場合、実行されません。
35    echo "MHASH_MURMUR3C の値: " . $murmur3cAlgorithmId . PHP_EOL;
36    echo "もしこの行が表示された場合、それはPHP 8ではない環境で実行されているか、" . PHP_EOL;
37    echo "またはPHPの環境設定が特殊なためです。" . PHP_EOL;
38}
39
40// 関数を呼び出し、PHP 8 環境でのエラー動作を確認します。
41demonstrateMhashMurmur3CUsageInPhp8();

MHASH_MURMUR3C は、かつてPHPのmhashエクステンションによって提供されていた定数です。この定数は、特定のハッシュアルゴリズムであるMurmurHash3Cを指定するために使用されていました。しかし、mhashエクステンション自体はPHP 7.0でPECL(PHP Extension Community Library)に移管され、PHP 8.0では完全に削除されました。

したがって、現在のPHP 8環境ではMHASH_MURMUR3C定数は存在しません。もしPHP 8のスクリプト内でこの定数を直接参照しようとすると、「Undefined constant "MHASH_MURMUR3C"」という致命的なエラー(Fatal Error)が発生し、プログラムの実行はそこで停止してしまいます。

このサンプルコードは、PHP 8環境でMHASH_MURMUR3C定数を参照した際に、実際に上記のような致命的なエラーが発生する挙動を意図的に示すものです。定数であるため、引数はなく、値を返す戻り値もありません。PHP 8でMurmurHash3の機能を利用したい場合は、PECLパッケージやComposerを通じて外部ライブラリを別途導入する必要があります。

PHP 8環境では、MHASH_MURMUR3C定数は存在しません。この定数を参照すると「Undefined constant」という致命的なエラーが発生し、スクリプトの実行が停止します。これは、関連するmhashエクステンションがPHP 8で完全に削除されたためです。サンプルコードは、このエラーが実際に発生することを示すために意図的に記述されています。PHP 8でMurmurHash3の機能を利用したい場合は、この定数を使うのではなく、PECLパッケージやComposer経由で提供されているphp-murmurhashのような外部ライブラリを導入し、そのライブラリの機能を使用してください。バージョンによる機能の有無に注意し、適切なライブラリを選定することが重要です。

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