【PHP8.x】CATCH_GET_CHILD定数の使い方

CATCH_GET_CHILD定数は、RecursiveIteratorIteratorクラスの動作モードを指定するための定数です。RecursiveIteratorIteratorは、ディレクトリ構造や多次元配列のような階層構造を持つデータを再帰的に処理する際に使用されます。この処理の過程で、イテレータは内部的にgetChildren()メソッドを呼び出して、現在の要素が持つ子要素の集合を取得しようと試みます。しかし、状況によっては、このgetChildren()メソッドが例外をスローしてエラーを発生させることがあります。CATCH_GET_CHILD定数をフラグとして設定すると、RecursiveIteratorIteratorはgetChildren()メソッドがスローした例外を自動的に捕捉し、処理を中断させることなく続行します。例外が捕捉された場合、その要素は子を持たない末端の要素として扱われます。この定数を指定しない場合、例外は捕捉されずにそのままスローされ、プログラムの実行が停止する可能性があります。そのため、子要素の取得に失敗する可能性があるデータを安全に扱いたい場合にこの定数が役立ちます。

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1<?php
2
3$array = [
4    'a',
5    'b',
6    [
7        'c',
8        'd',
9    ]
10];
11
12$arrayIterator = new RecursiveArrayIterator($array);
13
14$iterator = new RecursiveIteratorIterator(
15    $arrayIterator,
16    RecursiveIteratorIterator::CATCH_GET_CHILD
17);
18
19foreach ($iterator as $value) {
20    echo $value . PHP_EOL;
21}
22
23?>

引数なし

引数はありません

int

RecursiveIteratorIterator::CATCH_GET_CHILD は、子要素の取得中に例外が発生した場合に、その例外をキャッチして処理を継続するための整数定数です。