【PHP8.x】opcache_jit_blacklist関数の使い方
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opcache_jit_blacklist関数は、OPcache JIT(Just-In-Time)コンパイラのブラックリストを操作する関数です。具体的には、指定されたファイルパスまたはワイルドカードパターンに一致するファイルがJITコンパイルされないように、ブラックリストに追加したり、ブラックリストの内容をクリアしたりすることができます。
この関数は、JITコンパイルによって問題が発生する特定のスクリプトを一時的に除外するために使用されます。例えば、バグが原因でJITコンパイルされたコードが正しく動作しない場合や、パフォーマンス上の問題が発生する場合に、そのスクリプトをブラックリストに追加することで、問題を回避できます。
opcache_jit_blacklist関数を使用することで、OPcache JITコンパイラの動作をより細かく制御し、アプリケーションの安定性とパフォーマンスを向上させることが可能です。ただし、闇雲にブラックリストに追加するのではなく、問題の原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。ブラックリストはあくまで一時的な対応策として捉え、根本的な解決を目指すべきです。
関数の具体的な使用方法や引数の詳細については、PHPのマニュアルを参照してください。ブラックリストに追加する際には、ファイルパスの指定方法やワイルドカードの使用方法に注意し、意図しないファイルまでブラックリストに登録されないようにする必要があります。
基本的な使い方
構文(syntax)
1opcache_jit_blacklist(string $blacklist_file): bool
引数(parameters)
Closure $closure
- Closure $closure: JITコンパイルを無効にしたいクロージャオブジェクト
戻り値(return)
void
opcache_jit_blacklist 関数は、JIT コンパイラが特定のコードを最適化対象から除外するためのブラックリストを設定します。この関数は明示的な戻り値を返しません。