【PHP8.x】opcache_get_status関数の使い方
opcache_get_status関数は、OPcacheのステータス情報を取得する関数です。OPcacheは、PHPスクリプトをコンパイルした結果をメモリにキャッシュすることで、PHPのパフォーマンスを向上させるための拡張モジュールです。この関数を使用すると、OPcacheが有効になっているか、メモリの使用状況、キャッシュされたスクリプトの情報など、OPcacheに関する様々な情報を取得できます。
具体的には、opcache_get_status()
関数を呼び出すと、連想配列形式でOPcacheの状態が返されます。この配列には、OPcacheが有効かどうかを示すフラグ、使用されているメモリ量、空きメモリ量、キャッシュされているスクリプトの数、ヒット率、ミス率などが含まれます。これらの情報に基づいて、OPcacheの設定を調整したり、パフォーマンスの問題を特定したりすることができます。
例えば、キャッシュのヒット率が低い場合は、opcache.revalidate_freq
やopcache.validate_timestamps
といった設定を見直すことで、キャッシュの有効性を高めることが可能です。また、メモリ使用量が多い場合は、opcache.memory_consumption
を調整することを検討できます。
この関数は、OPcacheが有効になっている場合にのみ利用可能です。OPcacheが無効になっている場合は、false
を返します。システムエンジニアがPHPアプリケーションのパフォーマンスを監視し、最適化する上で非常に重要な関数と言えるでしょう。
基本的な使い方
構文(syntax)
1opcache_get_status(bool $include_script = true): array|false
引数(parameters)
bool $include_scripts = true
- bool $include_scripts = true: スクリプトごとの詳細情報を含めるかどうかを指定する真偽値。
true
の場合、キャッシュされているスクリプトに関する情報も取得します。デフォルトはtrue
です。
戻り値(return)
array|false
OPcache の実行時ステータス情報が連想配列で返されます。opcache が有効でない場合やエラーが発生した場合は false が返されます。