【PHP8.x】seekメソッドの使い方

seekメソッドは、ArrayIteratorオブジェクトが指し示している配列の要素の位置を、指定したインデックスへ直接移動させるために実行するメソッドです。通常、イテレータを使って配列を処理する場合、要素は先頭から順番にアクセスされますが、このメソッドを利用することで、処理の順番を無視して任意の位置にジャンプすることが可能になります。引数には、移動先の位置を0から始まる整数値で指定します。例えば、配列の3番目の要素に移動したい場合は、引数に2を渡します。もし、引数で指定したインデックスが配列の有効な範囲外であった場合、このメソッドはOutOfBoundsExceptionという例外を発生させます。これにより、存在しない要素へアクセスしようとする不正な操作を防ぎ、プログラムの安定性を保つことができます。このメソッドは、配列内の特定の位置にあるデータに効率的にアクセスする必要がある場合に特に有効です。

Copy
1<?php
2$array = ['apple', 'banana', 'cherry', 'date'];
3$iterator = new ArrayIterator($array);
4
5// イテレータを指定した位置（インデックス）に移動します。
6// ここでは、インデックス 2 (3番目の要素) に移動します。
7$iterator->seek(2);
8
9// 現在の位置にある要素を取得して表示します。
10echo $iterator->current(); // "cherry" が出力されます
11?>

int $offset

• int $offset: 移動する位置を指定する整数

戻り値なし

戻り値はありません