【PHP8.x】hasNextメソッドの使い方
hasNextメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
『hasNextメソッドは、CachingIteratorオブジェクトがラップしている元のイテレータに、次の要素が存在するかどうかを確認するために実行するメソッドです。このメソッドを呼び出すと、イテレータの現在の位置から見て、次に有効な要素があるかを判定し、その結果を真偽値で返します。具体的には、次の要素が存在する場合にはtrueを、現在の要素が最後で次に要素がない場合にはfalseを返します。foreachなどのループ処理において、現在の反復が最後かどうかを判定したい場合に特に役立ちます。例えば、リストの各項目をカンマで区切って表示する際に、最後の項目の後にはカンマを付けない、といった制御を簡単に行うことができます。このメソッドは、あくまで次の要素の有無を確認するだけであり、イテレータの内部的な位置を次に進めることはありません。そのため、現在の要素に対する処理の中で、安全に次の状態を「先読み」することが可能です。
構文(syntax)
1public CachingIterator::hasNext(): bool
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
bool
イテレータが次の要素を持っているかどうかを示します。true ならば次の要素があり、false ならば次の要素はありません。