【PHP8.x】nextメソッドの使い方

nextメソッドは、DirectoryIteratorオブジェクトが参照している現在のディレクトリ内の要素（ファイルやサブディレクトリ）の内部ポインタを、次の要素へ進めるメソッドです。

DirectoryIteratorクラスは、指定されたディレクトリの内容を順番にアクセスするための機能を提供します。例えば、あるフォルダの中にあるファイルやサブフォルダを一つずつ調べたいときに利用します。このクラスのオブジェクトは、ディレクトリ内のどの要素を現在処理しているかを示す「内部ポインタ」のようなものを持っています。

nextメソッドを呼び出すと、この内部ポインタが現在の位置から次の要素へと移動します。これにより、ディレクトリ内のすべてのエントリを一つずつ、決められた順序で処理していくことができるようになります。通常、foreachループを使ってDirectoryIteratorオブジェクトを反復処理する場合、PHPが自動的にこのnextメソッドを呼び出して次の要素に進めてくれます。しかし、より詳細な制御が必要な場合や、手動でイテレータの進行を管理したい場合には、このnextメソッドを直接利用します。

このメソッドは引数を取らず、特定の値を返すこともありませんが、イテレータの内部状態を更新することで、次の要素への移動という重要な機能を提供します。ディレクトリの内容を順番に走査し、各要素に対して何らかの操作を行いたい場合に非常に役立ちます。

Copy
1<?php
2$iterator = new DirectoryIterator('.');
3$iterator->next();
4?>

引数なし

引数はありません

戻り値なし

戻り値はありません