【Python3.x】FloatingPointError::__new__()メソッドの使い方
__new__メソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
__new__メソッドは、FloatingPointErrorクラスの新しいインスタンスを生成するメソッドです。このメソッドは、Pythonのクラスにおいて、実際にメモリ上にインスタンスが作成される際に一番最初に呼び出される特殊なメソッドです。通常、インスタンスの初期化を行う__init__メソッドよりも先に実行されます。
FloatingPointErrorは、Pythonにおいて、浮動小数点数(小数点を持つ数値)を使った計算中に不正な操作や結果が生じた場合に発生するエラー、つまり例外を表すクラスです。例えば、数値をゼロで割ろうとしたり、非常に大きな数や小さな数を扱おうとして数値が表現可能な範囲を超えてしまったり(オーバーフローやアンダーフロー)した場合に、この例外が送出される可能性があります。
この__new__メソッドは、そのような浮動小数点数に関連する問題を報告するためのFloatingPointErrorオブジェクトを作成する役割を担っています。開発者が直接このメソッドを呼び出すことは稀で、通常はraise FloatingPointError("エラーメッセージ")のように、FloatingPointErrorクラスのコンストラクタを呼び出す際に、Pythonの内部で自動的に__new__メソッドが実行され、新しいインスタンスが生成されます。
このように、__new__メソッドは、FloatingPointErrorという具体的なエラーの種類を示すオブジェクトを準備し、プログラムが浮動小数点演算における異常を適切に処理できるようにするための基盤を提供しています。
構文(syntax)
1FloatingPointError()
引数(parameters)
cls, *args, **kwargs
- cls: 新しい FloatingPointError インスタンスを作成するためのクラス
- *args: 未使用
- **kwargs: 未使用
戻り値(return)
FloatingPointError
FloatingPointErrorクラスの新しいインスタンスを返します。