【Ruby3.x】Thread::ConditionVariable::broadcast()メソッドの使い方
broadcastメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
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基本的な使い方
broadcastメソッドは、RubyのThread::ConditionVariableクラスに属し、特定の条件が満たされるのを待って実行を一時停止している全てのスレッドを一斉に再開させるメソッドです。
Thread::ConditionVariableは、複数のスレッドが連携して動作する際に、特定の条件が満たされるまでスレッドを待機させ、条件が整ったときにそれらを再開させるための同期メカニズムを提供します。通常、スレッドはwaitメソッドを呼び出すことで、ある条件が満たされるのを待って一時的に実行を停止します。この際、スレッドは条件変数に関連付けられたミューテックス(排他ロック)を一時的に解放し、他のスレッドが共有リソースにアクセスできるようにします。
その後、別のスレッドが何らかの処理を行い、待機中のスレッドが再開できるような条件が満たされたとき、broadcastメソッドを呼び出します。この呼び出しにより、waitメソッドで待機していた全てのスレッドに対して、条件が満たされたことが通知され、それぞれが実行を再開できるようになります。これは、例えば、複数のワーカープロセスが共通のキューにデータが追加されるのを待っていて、データが準備された際に全てのワーカーを同時に起動するようなシナリオで非常に有効です。broadcastメソッドを使用することで、複数のスレッドが同時に次の処理へ進む必要のある複雑な並行処理を、安全かつ効率的に制御することが可能になります。
構文(syntax)
1require 'thread' 2 3mutex = Mutex.new 4cv = Thread::ConditionVariable.new 5 6# スレッド間で共有される状態が変化し、待機中のすべてのスレッドに通知する場合 7mutex.synchronize do 8 # ... 共有状態の更新 ... 9 cv.broadcast 10end
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
nil
このメソッドは、条件変数で待機している全てのスレッドに通知を送信します。戻り値はありません。