【ITニュース解説】How I’m Learning to Code in the AI Age (2025-2026 Edition)
2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「How I’m Learning to Code in the AI Age (2025-2026 Edition)」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
AI時代にプログラミングを学ぶには、短いチュートリアルで即実践し、自分で手を動かすことが重要だ。詰まったらAIに質問し、ミニプロジェクトで実践的に習得する。長いチュートリアルや完璧主義は避け、自分で理解し、説明できるか確認しながら、試行錯誤を繰り返すことで着実に成長できる。AIはあくまで補助ツールだ。
ITニュース解説
システムエンジニアを目指す初心者が、プログラミング学習の始め方や進め方に迷うことは多いだろう。特に近年、ChatGPTやCopilotのようなAIツールが普及し、学習環境は大きく変化した。AIは強力な助けとなる一方で、使い方を誤ると学習の妨げになることもある。この記事は、2025年から2026年にかけてプログラミングを学ぶ初心者が、AIを味方につけて効果的に学習を進めるための実践的なアドバイスを提供している。
プログラミング学習で最も大切なのは、とにかく手を動かし始めることだ。まず、完了までにかかる時間が短いチュートリアルを選ぶのが賢明だ。例えば、YouTubeにある数分から1時間程度のプログラミング言語のクラッシュコースなどが良いだろう。長時間にわたるチュートリアルは、いつの間にか「見るだけ」になりがちで、実際にコードを書く機会を失ってしまう。短いチュートリアルなら、すぐに手を動かし始められ、達成感も得やすい。
チュートリアルを進める際は、まず示された手順をそのまま真似してコードを書いてみる。その後、チュートリアルを閉じて、全く同じプロジェクトを今度は自分の力だけでゼロから構築してみる。これは、情報をただ受け取るだけでなく、自力で思い出してアウトプットすることで、記憶を定着させ理解を深める効果がある。一度構築できたら、次にそのプロジェクトに小さな変更を加えてみよう。例えば、ToDoリストアプリを作ったなら、色を変えたり、ボタンのサイズを調整したり、あるいは新しい機能を追加してみる。このように自分なりの工夫を加えることで、コードがどのように動作しているのかをより深く理解でき、プログラミングが単なる作業ではなく、創造的な活動だと感じられるようになる。
そして、コードがうまく動かないときや、どう進めていいか分からなくなったときは、ためらわずにAIツールを活用する。例えば、ChatGPTに「私のToDoリストアプリが動かないのはなぜですか?」と具体的に尋ねる。AIは直接の答えを与えるのではなく、エラーの原因究明の手がかりや、次に試すべきことのヒントを提供してくれることが多い。これにより、自分で問題を解決する力を養いながら、学習の停滞を防ぐことができる。
プログラミングを効率的に学ぶ最良の方法の一つは、実際に何かを作りながら学ぶことだ。チュートリアルを延々と視聴するよりも、ミニプロジェクトを数多くこなす方が、概念の理解と記憶の定着がはるかに速い。簡単な電卓アプリ、シンプルな個人ウェブサイト、自分の趣味に関連する小さなツールなど、どのようなものでも良いので、とにかく手を動かして作り始めることが重要だ。
また、プログラミングの概念は、必要になったときにその都度学ぶことが効果的だ。例えば、コードを書いている途中で「関数」とは何か分からなくなったら、その場で検索したり、AIに尋ねたりして理解を深める。事前にすべての概念を完璧に理解しようとすると、情報量の多さに圧倒され、学習が停滞してしまう可能性がある。必要な知識を必要な時に学ぶことで、学習の勢いを保ち、スムーズに進めることができる。
学習を持続させるためには、プロジェクトを個人的で楽しいものにすることが非常に大切だ。自分の好きな趣味のウェブサイトを作ったり、日常生活で役立つちょっとしたツールを開発したりすることで、モチベーションを高く保ち、困難な局面も乗り越えやすくなる。興味のあるテーマは、自然と探究心を刺激し、学習効果を高める。
さらに、基礎がまだ完璧でなくても、少しだけ背伸びした技術に挑戦し、実際にプロジェクトを作りながら基礎を学ぶというアプローチも紹介されている。例えば、JavaScriptの基礎を少し学んだだけで、次にReactのようなより高度なフレームワークに挑戦し、Reactを学びながらJavaScriptの不足している知識を補っていく。この方法なら、一度に二つのスキルを習得でき、より大きな目標に早く到達することが可能になる。厳密に初級者向けのコンテンツに固執するよりも、成長が加速する可能性がある。
学習効率を高めるためには、避けるべき行動も認識しておく必要がある。まず、2時間以上の長いチュートリアルは極力避けるべきだ。これらは「チュートリアル地獄」と呼ばれる状態に陥りやすく、見ているだけで満足してしまい、実際にコードを書く機会を失ってしまう。見るだけではプログラミングスキルは身につかない。
次に、理解もせずにひたすらノートを取る行為も避けるべきだ。プログラミングの学習において、ノートにまとめること自体が目的になってしまうと、その知識を実際にプロジェクトに応用する力が育たない。コードは書くことで身につくものであり、ただ記録するだけでは意味がない。
また、プロジェクトを完成させるためだけに、コードをただコピー&ペーストするだけでは、本当の学習にはならない。自分で試行錯誤し、エラーに直面し、それを解決するプロセスこそが、プログラミング能力を向上させる。
最後に、「完璧なチュートリアル」を探し続けることにも意味はない。完璧な教材など存在しないし、最適な学習法も人それぞれだ。最も重要なのは、完璧を探し続ける時間を使って、今すぐコーディングを始めることだ。行動を起こすことが、学習の第一歩となる。
学習を進める上で、定期的に自分の理解度を確認することは非常に重要だ。次に進む前に、以下の質問を自分に問いかけてみよう。 「このコードを自分で書けるか?」 「今やったことの意味を本当に理解しているか?」 「プログラミング経験のない友人に、これを説明できるか?」 これらの質問に対し、一つでも「いいえ」と答えるなら、一度立ち止まり、理解できるまで前の内容に戻って復習することが必要だ。一見遠回りに見えるかもしれないが、この丁寧な学習プロセスこそが、長期的に見れば最も効率的で確実な学習方法となる。基礎をしっかり固めることで、後々の複雑な問題にも対応できる力が養われる。
プログラミング学習は、完璧を目指す旅ではない。むしろ、試行錯誤を繰り返し、実験し、再び試すことの連続だ。AIツールは強力な学習補助ツールではあるが、決して人間の学習や思考を代替するものではない。AIを賢く使いながら、一歩ずつ、一つ一つのプロジェクトを着実にこなしていくことで、ゆっくりとコードを書く力が身につき、プログラミングの世界を深く理解できるようになるだろう。焦らず、自分のペースで、着実に実践を重ねていくことが、システムエンジニアを目指す上での最も確実な道となる。