Webエンジニア向けプログラミング解説動画をYouTubeで配信中!
▶ チャンネル登録はこちら

【CSS Modules】srcアットルール記述子の使い方

srcアットルール記述子の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 更新日:

基本的な使い方

srcプロパティは、CSSの特定のルール内で、外部リソースの場所(URLやファイルパス)を保持するプロパティです。このプロパティは主に@font-faceルールや@importルールで使用されます。

@font-faceルールにおいて、srcプロパティはウェブページで使用するカスタムフォントのファイルへのパスを指定するために不可欠です。複数のフォント形式をカンマで区切って記述することで、ブラウザがサポートする最適な形式のフォントを自動的に選択し、ウェブフォントの表示を安定させます。例えば、url('myfont.woff2') format('woff2')のように、url()関数でファイルのパスを、format()関数でフォントの形式を明示します。これにより、異なるブラウザ環境でも一貫したフォント表示が実現可能です。

また、@importルールでは、外部のスタイルシートファイルを現在のCSSファイルに読み込むためのURLをsrcプロパティに指定します。これにより、複数のCSSファイルを効率的に管理し、モジュール化された設計を促進します。CSS Modulesのようなモジュール指向の環境においても、外部スタイルシートの取り込みにこのsrcプロパティが活用されます。

このように、srcプロパティは、ウェブページのデザインや機能において、外部リソースの「供給源」を正確に指定する極めて重要な役割を担っています。ブラウザが外部のファイルやデータを正しく読み込み、ウェブサイトが意図した通りに動作し表示されるようにするために不可欠な設定項目です。

公式リファレンス: src

構文(syntax)

1src: url('フォントファイルへのURL') format('フォーマットタイプ'),
2     local('システムにインストールされているフォント名');

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません

サンプルコード

CSS srcでフォントファイルを指定する

1/*
2 * `@font-face`ルール内でフォントファイルの場所を指定する`src`ディスクリプタの例です。
3 * `src`は、ブラウザがカスタムフォントリソースを読み込むためのパスを提供します。
4 * この定義はCSS Modulesを使用するプロジェクトでもグローバルに適用されます。
5 */
6@font-face {
7  font-family: 'MyCustomFont'; /* カスタムフォントの名前を定義します */
8  src: url('./fonts/MyCustomFont-Regular.woff2') format('woff2'), /* WOFF2形式のフォントファイルパスと形式 */
9       url('./fonts/MyCustomFont-Regular.woff') format('woff');   /* WOFF形式のフォントファイルパスと形式 */
10  font-weight: normal; /* フォントの太さ */
11  font-style: normal;  /* フォントのスタイル */
12  font-display: swap;  /* フォントの読み込みと表示の戦略 */
13}

CSSのsrcは、主に@font-faceルール内で使用される重要なディスクリプタです。ウェブページでカスタムフォントを利用する際に、そのフォントファイルがどこにあるかをブラウザに教える役割を持ちます。これにより、ユーザーのシステムにインストールされていない独自のフォントも、ウェブサイト上で正しく表示できるようになります。

このsrcディスクリプタは、特定の引数を受け取ったり、値を返したりするものではありません。その代わり、値としてurl()関数を使ってフォントファイルのパスを指定し、必要に応じてformat()関数でフォントの形式(例:woff2, woff)を明示します。複数のフォント形式をカンマで区切って指定することで、異なるブラウザ環境での互換性を高めることが可能です。ブラウザはリストの先頭から順に読み込みを試み、サポートしている最初の形式を利用します。

サンプルコードでは、MyCustomFontという名前のカスタムフォントを定義しています。srcには、まずMyCustomFont-Regular.woff2というWOFF2形式のフォントファイルを指定し、次にMyCustomFont-Regular.woffというWOFF形式のファイルを指定しています。これは、WOFF2形式に対応しているブラウザではそちらを優先的に使用し、対応していない場合はWOFF形式を利用するという意図を示しています。@font-faceルールはCSS Modulesを使用するプロジェクトにおいてもグローバルに適用されるため、一度定義すればプロジェクト全体で利用可能になります。

srcはカスタムフォントのファイルパスを指定する重要なプロパティです。複数のurl()format()をカンマ区切りで記述する際は、WOFF2のような新しい形式から古い形式の順に書くと、ブラウザが最適なフォントを効率良く読み込みます。パスが間違っているとフォントが表示されませんので、ファイル名やディレクトリ構造を正確に指定してください。相対パスを使用する場合は、CSSファイルの場所を基準に考えましょう。また、@font-faceルールはCSS Modulesを使用するプロジェクトでもグローバルに適用されます。様々なブラウザでの表示互換性を確保するため、複数の形式を指定することが推奨されます。

CSS Modulesでsrcを定義し利用する

1/* ファイル名: src-definitions.module.css */
2/* このファイルは、他のCSS Modulesで共通利用するリソースのパスを定義します。 */
3/* `@value`ルールを使用して、アイコン画像のパスを`src`という名前で定義しています。 */
4@value src: url("./assets/icon.svg");
5
6/* ファイル名: component-styles.module.css */
7/* このファイルは、src-definitions.module.cssで定義された`src`の値をインポートして使用します。 */
8/* `src`という名前の値を`iconPath`としてインポートしています。 */
9@value iconPath from "./src-definitions.module.css";
10
11.buttonWithIcon {
12  /* インポートした`iconPath`(元は`src`)を背景画像として設定します。 */
13  background-image: iconPath;
14  background-size: 24px 24px; /* アイコンのサイズを指定 */
15  background-repeat: no-repeat; /* アイコンの繰り返しを防止 */
16  background-position: left center; /* アイコンの位置を左中央に指定 */
17  padding-left: 30px; /* アイコンのスペースを確保するため、左側にパディングを追加 */
18  display: flex;
19  align-items: center;
20  border: 1px solid #ccc;
21  padding: 8px 12px;
22  cursor: pointer;
23  font-family: sans-serif;
24  font-size: 16px;
25  color: #333;
26}
27
28/*
29* このコードはCSS Modulesの構文を使用しています。
30* 実際のアプリケーションでは、JavaScriptのビルドツール(例: Webpack, Vite)と組み合わせて使用されます。
31* `src-definitions.module.css`で定義された`@value src`が、ビルド時に実際の画像パスに置換され、
32* `component-styles.module.css`の`.buttonWithIcon`セレクタに適用されます。
33*
34* この例では、`./assets/icon.svg`というパスにあるSVGアイコンが使用されることを想定しています。
35* 実際のプロジェクトのファイル構造に合わせてパスを調整してください。
36*/

このコードは、CSS Modulesにおける@valueルールとsrcという名前を使ったリソースパスの定義および利用方法を示しています。CSS Modulesは、スタイルをモジュール化し、画像パスなどの共通値を管理しやすくするための機能です。

まず、src-definitions.module.cssファイルでは、@value src: url("./assets/icon.svg");と記述されています。これは、@valueルールを使って、アイコン画像のパスであるurl("./assets/icon.svg")srcという名前を付けて定義していることを意味します。これにより、このsrcは他のCSS Modulesファイルから参照可能な共通の値として機能します。

次に、component-styles.module.cssファイルでは、@value iconPath from "./src-definitions.module.css";という構文で、src-definitions.module.cssで定義されたsrcの値をiconPathという別の名前でインポートしています。インポートされたiconPathは、.buttonWithIconセレクタ内でbackground-image: iconPath;のように、通常のCSSプロパティの値として利用されています。

ここで扱われるsrcは、@valueルールによって定義される「名前」であり、特定の引数や戻り値を持つ機能ではありません。@valueで定義された値は、インポート先のファイルで変数のように利用され、ビルド時に実際のパスに展開されます。これにより、複数の箇所で同じリソースパスを使用する場合でも、一元的に管理し、変更時の手間を減らすことができます。この仕組みは、JavaScriptのビルドツールと組み合わせて活用されることが一般的です。

このサンプルコードは通常のCSSではなく、CSS ModulesというJavaScriptのビルドツールと連携する拡張機能の一部です。@value srcは、CSSの特定のプロパティとは関係なく、リソースのパスを定義するための変数名として機能します。実際に利用するにはWebpackやViteなどのビルドツールが必須で、これらが定義されたパスを正しく解決・変換します。サンプル中の./assets/icon.svgのような相対パスは、プロジェクトのファイル構造に合わせて正確に指定してください。パスの指定ミスは、画像が表示されないなどの問題に直結するため、特に注意が必要です。

関連コンテンツ

関連IT用語

関連プログラミング言語