【PHP8.x】CURLMOPT_PIPELINING定数の使い方
CURLMOPT_PIPELINING定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
CURLMOPT_PIPELINING定数は、PHPのcURL拡張機能において、複数のHTTPリクエストを効率的に処理するための「パイプライン処理」を制御するオプションを表す定数です。
この定数は、curl_multi_setopt()関数と組み合わせて使用されることを想定していました。具体的には、ウェブサーバーに対して複数のHTTPリクエストを送信する際、それぞれのリクエストごとに新しい通信路(TCP接続)を確立する手間を省き、既存の1つの通信路を再利用してリクエストを次々と送り出す「HTTPパイプライン」機能を有効にするか無効にするかを設定するために利用されていました。これにより、ネットワーク通信の開始にかかる時間を削減し、特に多数の小さなリクエストを処理する際のパフォーマンス向上が期待されました。
しかし、このHTTPパイプライン機能は、ウェブサーバーやネットワーク機器の実装によって挙動が不安定になることがあり、また、現在のインターネット通信で主流となっているHTTP/2などの新しいプロトコルでは、このパイプライン処理よりもさらに効率的な多重化(複数のリクエストを同時に処理する機能)が標準で提供されています。
こうした背景から、PHPではCURLMOPT_PIPELINING定数はPHP 7.4.0で非推奨となり、PHP 8.0.0で完全に削除されました。したがって、現在のPHP 8環境ではこの定数を利用することはできません。古いPHPバージョンで作成されたコードにこの定数が含まれている場合、PHP 8に移行する際には当該箇所を修正または削除する必要があります。現代のウェブアプリケーション開発では、HTTP/2の自動的な多重化機能が利用されるため、明示的にパイプライン処理を制御する必要はほとんどありません。
構文(syntax)
1<?php 2CURLMOPT_PIPELINING;
引数(parameters)
引数なし
引数はありません
戻り値(return)
戻り値なし
戻り値はありません