【PHP8.x】rand関数の使い方
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rand関数は、擬似乱数を生成する関数です。この関数は、引数を指定しない場合、0からPHPがサポートする最大値までの範囲でランダムな整数を返します。通常、この最大値はgetrandmax()
関数で確認できます。
2つの整数引数 min
と max
を指定すると、rand
関数は min
以上 max
以下の範囲でランダムな整数を生成して返します。例えば、rand(1, 10)
と記述すると、1から10までのいずれかの整数がランダムに選ばれます。min
はmax
よりも小さい値である必要があります。
PHP 7.1.0以降、rand()
関数は mt_rand()
関数のエイリアスとして実装されています。これは、mt_rand()
関数がより高品質な擬似乱数を生成し、統計的な偏りが少なく、一般的にパフォーマンスも優れているためです。そのため、新しいコードを記述する際には、rand()
ではなくmt_rand()
関数を使用することが公式に推奨されています。この変更により、rand()
を使用しても実質的にmt_rand()
と同じ高品質な乱数が得られますが、コードの意図を明確にするためにもmt_rand()
の使用が望ましいとされています。
基本的な使い方
構文(syntax)
<?php
echo rand(1, 100);
引数(parameters)
int $min, int $max
- int $min: 生成する乱数の最小値を指定する整数
- int $max: 生成する乱数の最大値を指定する整数
戻り値(return)
int
指定された範囲内のランダムな整数を返します。