【PHP8.x】getCTimeメソッドの使い方

getCTimeメソッドは、FilesystemIteratorクラスにおいて、現在イテレート中のファイルまたはディレクトリのinode変更時刻を取得するメソッドです。FilesystemIteratorは、ファイルシステム内の項目（ファイルやディレクトリ）を順次処理する際に使用されるもので、このメソッドはその過程で各項目の詳細な情報を得るために利用されます。

このメソッドが取得する「inode変更時刻」とは、ファイルのデータ内容が最後に変更された時刻（更新時刻、mtime）とは異なります。inode変更時刻は、ファイルのパーミッション（アクセス権限）、所有者、グループ、リンク数といった、ファイルシステムが管理するメタデータ（属性情報）が最後に変更された時刻を指します。例えば、ファイルの読み書き権限を変更したり、ファイルの所有者を変更したりした場合に、このinode変更時刻が更新されます。

getCTimeメソッドは、この変更時刻をUNIXタイムスタンプ形式の整数値として返します。UNIXタイムスタンプは、1970年1月1日0時0分0秒（UTC）からの経過秒数を示す数値であり、PHPのdate()関数などと組み合わせて、人間が読みやすい形式の日付や時刻に変換することができます。ファイルシステムのメタデータの変更履歴を追跡したり、特定の属性変更に基づいてファイルを識別したりする際に、このメソッドは有用です。ファイル情報の取得に失敗した場合は、falseが返されることがありますので、その点も考慮してプログラムを記述することが重要です。

Copy
1<?php
2$iterator = new FilesystemIterator(__DIR__);
3$ctime = $iterator->getCTime();
4?>

引数なし

引数はありません

int

このメソッドは、ファイルまたはディレクトリの作成時刻を表す整数値を返します。