【Python】if文の書き方と使い方の基本

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  • Python version: python 3.10.11

Pythonのif文とは

Pythonのif文とは、条件分岐を実現するための制御構造の一部です。 if文を使用すると、特定の条件が満たされる場合にコードブロックを実行するかどうかを判断できます。 公式リファレンス:https://docs.python.org/ja/3/tutorial/controlflow.html#if-statements

Pythonのif文の書き方

Pythonのif文の書き方は以下の通りです。

1if 条件式1:
2    条件式1が真の時に実行する文
3elif 条件式2:
4    条件式2が真の時に実行する文
5else:
6    すべての条件式が真ではない時に実行する文

if文は、条件式が真となった場合、その後に記述されたブロックの中の文を順に実行します。 elifは「else if」の略で、新たな条件を追加する際に使用し、elseはどの条件も満たされなかった場合に実行されるコードブロックを指定します。

Pythonのif文の使い方

Pythonのif文のよくあるパターンのサンプルコードで使い方の解説をしていきます。

ifのみによる条件分岐

ifのみを使用した場合、条件がTrueの場合に対応するコードブロックが実行されます。

1# サンプルコード1
2if True:
3    print("サンプルコード1:", "この行が実行されます。")
4
5# サンプルコード2
6if False:
7    print("サンプルコード2:", "この行は実行されません。")

サンプルコード1では条件がTrueなのでメッセージが表示されますが、サンプルコード2では条件がFalseなのでメッセージは表示されません。

if,elseによる条件分岐

if, elseを使用すると、条件がTrueの場合には一つのコードブロックが、Falseの場合には別のコードブロックが実行されます。

1# サンプルコード3
2if True:
3    print("サンプルコード3:", "この行は実行されます。")
4else:
5    print("サンプルコード3:", "この行は実行されません。")
6
7# サンプルコード4
8if False:
9    print("サンプルコード4:", "この行は実行されません。")
10else:
11    print("サンプルコード4:", "この行は実行されます。")

サンプルコード3では条件がTrueなので最初のコードブロックが実行され、else以下のコードブロックは無視されます。

if,elif,elseによる条件分岐

if, elif, elseを使用すると、複数の条件を順番に評価し、最初にTrueとなる条件に対応するコードブロックが実行されます。以下はその例です。

1# サンプルコード5
2if True:
3    print("サンプルコード5:", "この行は実行されます。")
4elif True:
5    print("サンプルコード5:", "この行は実行されません。")
6else:
7    print("サンプルコード5:", "この行は実行されません。")
8
9# サンプルコード6
10if True:
11    print("サンプルコード6:", "この行は実行されます。")
12elif False:
13    print("サンプルコード6:", "この行は実行されません。")
14else:
15    print("サンプルコード6:", "この行は実行されません。")
16
17# サンプルコード7
18if False:
19    print("サンプルコード7:", "この行は実行されません。")
20elif True:
21    print("サンプルコード7:", "この行は実行されます。")
22else:
23    print("サンプルコード7:", "この行は実行されません。")
24
25# サンプルコード8
26if False:
27    print("サンプルコード8:", "この行は実行されません。")
28elif False:
29    print("サンプルコード8:", "この行は実行されません。")
30else:
31    print("サンプルコード8:", "この行は実行されます。")

サンプルコード5では最初の条件がTrueなので、それに対応するコードブロックが実行され、他の条件は評価されません。

おわりに

Pythonのif文の使い方について解説しました。 if文はPythonに限らず、さまざまなプログラミング言語で使用される基本的な条件分岐の構文ですが、重要なのはどの条件でどの処理を行いたいかを順序立てて考えることです。 プログラミングにおいてif文は非常に頻繁に使用される要素なため、適切に理解し活用することができるようにしていきましょう。

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