【Python】while文の書き方と使い方の基本

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  • Python version: python 3.10.11

Pythonのwhile文とは

Pythonのwhile文は、特定の条件が真である限り、一連のステートメントを繰り返し実行するためのループ構造です。 通常のfor文とは異なり、繰り返し変数やシーケンスを用意する必要がなく、代わりに条件文を使用して実行を制御します。 条件式がTrueの間はループが継続し、条件がFalseになるとループが終了します。 公式リファレンス:https://docs.python.org/ja/3/reference/compound_stmts.html#while

Pythonのwhile文の書き方

Pythonのwhile文の書き方は以下の通りです。

while 条件式:
    # 条件式が真(True)の時に実行する処理

条件式がTrueの場合、インデントされたブロック内のステートメントが実行されます。 条件式がFalseになるまで、このブロックが繰り返し実行されます。

Pythonのwhile文の使い方

Pythonのwhile文のよくあるパターンのサンプルコードで使い方の解説をしていきます。

基本のwhileループ

1# サンプルコード1
2count = 0
3
4while count < 5:
5    print(count)
6    count += 1

変数count0で初期化し、count5未満である間、countを表示して1ずつ増加させる基本的なwhileループです。

whileループとelse文の組み合わせ

1# サンプルコード2
2count = 0
3
4while count < 5:
5    print(count)
6    count += 1
7else:
8    print('END')

基本のwhileループに加えて、ループが終了した後にもう一つのブロックが実行されます。 ここではループが終了するとENDが表示されます。

whileループとbreak文

1count = 0
2
3while count < 5:
4    if count == 3:
5        break
6    print(count)
7    count += 1
8else:
9    print('END')

break文を使用して、count3になった時点でループを中断します。 また、break文でwhileループを中断した場合は、else節は処理されずENDを表示せずに終了します。

whileループとcontinue文

1count = 0
2
3while count < 5:
4    if count == 2:
5        count += 1
6        continue
7    print(count)
8    count += 1
9else:
10    print('END')

continue文を使用して、count2のときにループ内の残りの処理をスキップし、次の繰り返しに進みます。 break文とは異なり、else節は処理されるため、最終的にENDが表示されます。

おわりに

Pythonのwhile文について解説しました。 while文は特定の条件が満たされている限り繰り返し処理を行う強力な構文であり、条件に応じた繰り返しやbreakcontinueなどを使った柔軟な制御が可能です。 繰り返し処理を効果的に利用したアルゴリズムやプログラムの作成が可能ができるようにwhile文を使いこなしていきましょう、

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