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アーカイブ属性(アーカイブゾクセイ)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

アーカイブ属性(アーカイブゾクセイ)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

アーカイブ属性 (アーカイブゾクセイ)

英語表記

archive attribute (アーカイブアトリビュート)

用語解説

アーカイブ属性とは、ファイルやディレクトリがバックアップの対象となっているかどうかを示す情報のことだ。簡単に言うと、「このファイル、バックアップした?」という記録をファイル自身が持っているようなものだと考えると理解しやすい。

より詳しく説明すると、アーカイブ属性はファイルシステムのメタデータの一部であり、通常は「オン」または「オフ」のいずれかの状態を持つ。ファイルが作成または変更されると、通常、アーカイブ属性は自動的に「オン」に設定される。これは、「このファイルはまだバックアップされていない、または変更されてからバックアップされていない」ということを意味する。

バックアップソフトウェアは、バックアップ処理を実行する際に、このアーカイブ属性を参照する。アーカイブ属性が「オン」になっているファイルは、バックアップの対象となる。バックアップが完了すると、バックアップソフトウェアは通常、アーカイブ属性を「オフ」に設定する。これは、「このファイルはバックアップ済みである」ということを意味する。

次回のバックアップ時には、アーカイブ属性が「オン」になっているファイルのみがバックアップされるため、前回のバックアップからの変更点のみをバックアップする差分バックアップや増分バックアップを実現するために、アーカイブ属性は非常に重要な役割を果たす。

アーカイブ属性の具体的な動作について、もう少し詳しく見てみよう。例えば、あなたが毎日差分バックアップを実行するとする。

  1. ファイルの作成または変更: ある日、新しいドキュメントを作成したり、既存のドキュメントを編集したりする。これらのファイルのアーカイブ属性は自動的に「オン」になる。

  2. 毎日の差分バックアップの実行: その日の終わりに、バックアップソフトウェアが起動し、アーカイブ属性が「オン」になっているファイルを探す。

  3. バックアップ対象の特定: バックアップソフトウェアは、アーカイブ属性が「オン」になっているドキュメントをバックアップの対象として特定する。

  4. バックアップの実行: バックアップソフトウェアは、特定されたドキュメントをバックアップ先にコピーする。

  5. アーカイブ属性のリセット: バックアップが完了すると、バックアップソフトウェアは、バックアップされたドキュメントのアーカイブ属性を「オフ」に設定する。

次の日、再びドキュメントを作成または変更すると、それらのファイルのアーカイブ属性が「オン」になる。そして、その日の差分バックアップでは、前日からの変更分のみがバックアップされることになる。

このように、アーカイブ属性は、バックアップソフトウェアが効率的にバックアップを実行するために不可欠な情報となる。

ただし、注意点もある。アーカイブ属性はファイルシステムに依存する機能であるため、異なるファイルシステム間でのファイルコピーや移動を行うと、アーカイブ属性が失われる可能性がある。また、一部のファイル操作ツールやユーティリティは、アーカイブ属性を意図的に変更することがある。したがって、アーカイブ属性だけに依存したバックアップ戦略を立てるのではなく、他のバックアップ方式と組み合わせるなど、より堅牢なバックアップ戦略を検討することが重要となる。

システムエンジニアを目指す上で、アーカイブ属性は基本的な概念として理解しておくべきだ。バックアップの仕組みを理解することは、データ保護の観点から非常に重要であり、システム設計や運用において役立つ知識となるだろう。

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