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【ITニュース解説】FFRI × NFLabs. Cybersecurity Challenge 2025 Writeup

2025年09月15日に「Zenn」が公開したITニュース「FFRI × NFLabs. Cybersecurity Challenge 2025 Writeup」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

「FFRI × NFLabs. Cybersecurity Challenge 2025」で3位入賞を果たした筆者が、自身が解いた問題の解説(Writeup)を公開している。CTF(Capture The Flag)というハッキング競技で、どのように問題を解いたか、具体的な手順や思考プロセスが記されており、サイバーセキュリティ分野への理解を深める一助となる。一部LLMも活用したという。

ITニュース解説

サイバーセキュリティの技術を競う大会「FFRI × NFLabs. Cybersecurity Challenge 2025」に参加し、3位という好成績を収めた事例が報告されている。この報告には、自身が解いた問題の「Writeup」(解説)も含まれており、大会が72時間という比較的長い期間で行われたため、じっくりと取り組むことができたとされている。

この大会は、CTF(Capture The Flag)と呼ばれる形式で行われるサイバーセキュリティ競技だ。CTFは、参加者が与えられた様々なセキュリティに関する課題に挑戦し、隠された「フラグ」と呼ばれる特定の文字列を見つけ出すことを目的とする。課題は、Webサイトの脆弱性を見つける問題、プログラムの動作を解析して弱点を探すリバースエンジニアリング、暗号化された情報を解読するクリプトグラフィ、ネットワークの通信を分析するフォレンジックなど、サイバーセキュリティの幅広い分野にわたる。システムエンジニアにとって、自身が開発する情報システムをサイバー攻撃から守るための知識と技術は不可欠であり、CTFはこれらの実践的なスキルを楽しみながら習得できる貴重な学習の場となる。

Writeupとは、CTFの問題に対する解法や、それに至るまでの思考プロセスを詳細にまとめた解説記事のことだ。大会後に自身の解法を振り返り、より効率的なアプローチを考案する助けになるだけでなく、他の参加者やこれからサイバーセキュリティを学ぶ人々にとって、非常に有用な学習資料となる。単に答えを知るだけでなく、どのように問題を分析し、どのようなツールや知識を適用して解決策を見つけ出すかの実践的な思考過程を学ぶことができるため、セキュリティ技術の向上には欠かせない。

今回記事で紹介されているのは「Welcome」という問題だ。これは多くのCTFで最初に用意される、大会への導入部分にあたる問題で、いわばウォーミングアップのようなものだ。多くの場合、出題者の指示に従って特定の簡単な操作を行うだけでフラグが手に入るようになっている。参加者が大会のルールやフラグの提出方法、競技環境に慣れるための配慮がされており、本格的なセキュリティ問題に取り組む前に、競技の基本フローを理解するために役立つ。システムエンジニアが新しい技術やツールに触れる際、まず基本的な使い方や環境設定から始めるように、CTFにおいても「Welcome」問題は、その後の複雑な課題へ挑戦するための大切な第一歩となる。

問題解決にあたっては、LLM(大規模言語モデル)に頼る部分も多いと記されている。これは、現代のシステム開発やサイバーセキュリティ学習において、AIツールが強力なアシスタントとなり得ることを示唆している。例えば、未知の技術やエラーメッセージに関する情報を迅速に収集したり、複雑なコードの意図を理解したり、特定のセキュリティ脆弱性に関する情報を整理したりする際に、LLMは非常に効率的な手助けとなる。システムエンジニアを目指す人々にとって、AIのような最新の技術を学習や業務に効果的に活用するスキルは、これからの時代に求められる重要な能力の一つだと言える。

今回の大会で3位という優秀な成績を収めたことは、サイバーセキュリティに対する深い理解と、実践的な問題解決能力を持っている証拠だ。CTFは、学校の座学だけでは得られない、実際のサイバー攻撃やシステムの脆弱性への対処方法を体験的に学ぶ絶好の機会を提供する。システムエンジニアは、設計・開発するシステムが常にサイバー攻撃の脅威に晒されていることを認識し、セキュリティを最優先に考慮した設計・実装を行う必要がある。CTFへの積極的な参加や、Writeupを通して他者の解法を学ぶことは、そうしたセキュリティ意識を高め、より堅牢で安全な情報システムを構築するための知識とスキルを磨く上で、非常に有益な実践学習の機会となるだろう。

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