【ITニュース解説】String Predefined Method
2025年09月13日に「Dev.to」が公開したITニュース「String Predefined Method」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Stringクラスには、文字列の比較、検索、変更、変換など、多様な操作を行うための便利なメソッドが多数用意されている。これらを活用することで、効率的に文字列を扱えるため、プログラミングの様々な場面で役立つ。
ITニュース解説
Stringクラスは、プログラムで文字列を扱う際に非常に重要な役割を果たす。文字列とは、テキストデータのことである。「Hello World」や「システムエンジニア」といった、私たちが日常的に使う言葉をコンピューターで処理するために使われる。Stringクラスは、これらの文字列に対して様々な操作を行うための、あらかじめ定義された便利な機能(メソッドと呼ぶ)を数多く提供している。文字列の比較、特定の文字や単語の検索、内容の変更、異なる形式への変換など、多岐にわたる処理が可能となる。
例えば、startsWith()やendsWith()メソッドは、ある文字列が特定の文字の並びで始まるか、あるいは終わるかをチェックする。もし「welcome java」という文字列があった場合、startsWith("we")と指定すれば、その文字列が「we」で始まるため真(true)を返し、endsWith("me")と指定すれば、「welcome java」は「me」で終わらないため偽(false)を返す。これは、特定のファイル名が「.txt」で終わるかを確認したり、ユーザーの入力が「http://」で始まるかを確認したりする際に役立つ。
toLowerCase()とtoUpperCase()メソッドは、文字列に含まれるすべての英字をそれぞれ小文字または大文字に変換する。例えば「welcome java」をtoUpperCase()で処理すると「WELCOME JAVA」に変換される。大文字と小文字を区別せずに文字列を比較したい場合などに便利である。
trim()メソッドは、文字列の先頭と末尾にある空白文字を取り除く。もし「 hello world 」という文字列があれば、trim()を適用すると「hello world」になる。ユーザーが入力したデータに不要な空白が含まれている場合などに、データをきれいにするために使われる。ただし、「welcome java」のように元々先頭や末尾に空白がない文字列に対しては、何も変更しない。
toCharArray()メソッドは、文字列を構成する一文字一文字を、文字の配列(char型の配列)に変換する。例えば「welcome java」は['w', 'e', 'l', 'c', 'o', 'm', 'e', ' ', 'j', 'a', 'v', 'a']という配列になる。これにより、文字列の中の一文字ずつに対して、ループ処理などで個別にアクセスし、詳細な操作を行うことが可能になる。
substring()メソッドは、元の文字列の一部を抜き出して、新しい文字列を作成する。例えば「welcome java」に対してsubstring(2)と指定すると、インデックス2(3番目の文字)から最後までを抜き出した「lcome java」が得られる。また、substring(0, 2)のように開始インデックスと終了インデックスを指定すると、開始から終了の直前までの文字を抜き出すため、「we」が得られる。
split()メソッドは、指定した区切り文字(正規表現も利用可能)に基づいて文字列を複数の部分に分割し、それらを文字列の配列として返す。例えば「welcome java」を空白文字「 」でsplit(" ")すると、「welcome」と「java」という二つの文字列が格納された配列が得られる。この機能は、CSVファイルのようにカンマで区切られたデータや、スペースで区切られた文章の単語を個別に処理したい場合に非常に有効である。
isEmpty()メソッドは、文字列がまったく文字を含まない空の状態であるかどうかをチェックする。つまり、長さがゼロの文字列の場合に真(true)を返す。一方でisBlank()メソッドは、文字列が空であるか、または空白文字(スペース、タブ、改行など)のみで構成されている場合に真(true)を返す。例えば「 」という文字列はisEmpty()では偽だが、isBlank()では真となる。ユーザーからの入力が意味のある内容であるかを検証する際に、isBlank()の方がより厳密なチェックを可能にする。
length()メソッドは、文字列が何文字で構成されているかを数値(整数)で返す。例えば「welcome java」の長さは12である。文字列の長さを知ることは、様々な処理で必要となる基本的な情報である。
charAt()メソッドは、文字列の指定された位置(インデックス)にある一文字を取り出す。インデックスは0から始まるため、「welcome java」のcharAt(0)は最初の文字である「w」を返す。
replace()メソッドは、文字列中の特定の文字や部分文字列を、別の文字や部分文字列にすべて置き換える。例えば「welcome java」の文字「w」を「i」に置き換えると「ielcome java」になる。また、部分文字列「java」を「world」に置き換えると「welcome world」になる。
replaceAll()メソッドはreplace()と似ているが、こちらは正規表現という強力なパターンマッチングのルールを使って、一致するすべての部分を置き換える。例えば「welcome java」に対してreplaceAll("[aeiou]", "*")と指定すると、英字の母音(a, e, i, o, u)がすべて「」に置き換えられ、「elcm jv」のような結果になる。これにより、特定の文字のパターンをまとめて変更したい場合に非常に便利である。
contains()メソッドは、ある特定の文字の並び(部分文字列)が元の文字列の中に存在するかどうかをチェックし、存在すれば真(true)、存在しなければ偽(false)を返す。例えば「welcome java」が「come」を含んでいるかを確認すると、真が返される。
join()メソッドは、複数の文字列を特定の区切り文字を使って結合し、一つの新しい文字列を作成する。このメソッドは提示されたプログラム例には含まれていないが、文字列の配列やリストに含まれる要素を、例えばカンマやハイフンで区切って一つの文章として表示したい場合に非常に便利である。
これらのStringクラスのメソッドは、システムエンジニアがプログラム開発を行う上で、テキストデータを効率的かつ柔軟に処理するために不可欠な道具となる。文字列操作の基本を理解し、これらのメソッドを適切に使いこなすことは、プログラミング能力を向上させる上で非常に重要なステップであると言える。プログラム例を通じてこれらのメソッドの動作を実際に確認することで、その機能と使い方を深く理解することができるだろう。