Webエンジニア向けプログラミング解説動画をYouTubeで配信中!
▶ チャンネル登録はこちら

String型(ストリングガタ)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

String型(ストリングガタ)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

文字列型 (モジガタ)

英語表記

String (ストリング)

用語解説

String型は、プログラミングにおいて文字や文字列を表現するために用いられる最も基本的なデータ型の一つである。システムエンジニアを目指す上で、このString型は数値型や真偽値型と同様に頻繁に登場し、テキストデータを扱う際の基盤となる。

概要として、String型は一文字以上の文字が連続したデータを指す。例えば、人の名前、住所、商品名、WebサイトのURL、ユーザーが入力するメッセージ、ファイルパスなど、あらゆる種類のテキスト情報はString型として扱われる。多くのプログラミング言語では、文字列リテラルとして二重引用符("Hello World")または単一引用符('Hello World')で囲んで記述することが一般的である。これは、文字列を他の数値や変数名と区別し、プログラムが文字データとして認識できるようにするためである。String型は、単に文字を格納するだけでなく、文字列の結合、検索、置換、抽出といった多様な操作を提供しており、これにより複雑なテキスト処理が可能となる。この豊富な操作性こそが、String型がプログラミングにおいて不可欠な存在である理由の一つである。

詳細に入ると、String型は内部的に様々な特性を持つ。まず、文字列はコンピュータのメモリ上で特定の文字コード(例えばASCII、UTF-8、UTF-16など)に従って表現される。これにより、世界中の多様な言語の文字(日本語、中国語、アラビア語など)をコンピュータが正確に認識し、表示することが可能となっている。一文字あたりのバイト数は使用される文字コードによって異なり、それが文字列の長さの計算やメモリ使用量に影響を与える場合がある。多くの現代のプログラミング言語では、これらの文字コードの複雑さを開発者が直接意識することなく文字列を扱えるように抽象化されている。

String型の主な操作には、以下のようなものがある。文字列の「結合(concatenation)」は、複数の文字列を一つにつなぎ合わせる操作で、例えば「Hello」と「 World」を結合して「Hello World」にする。これは多くの言語で+演算子や専用のメソッドによって行われる。文字列の「長さの取得」は、その文字列に含まれる文字の数を返す操作である。これも専用のプロパティやメソッド(例: length)で提供される。特定の文字列が別の文字列内に存在するかどうかを「検索」したり、その位置を特定したりする機能も重要である。さらに、文字列の一部を「抽出(substring)」したり、特定のパターンを別の文字列に「置換」したりする操作も頻繁に利用される。例えば、ウェブサイトのURLから特定のパラメータを取り出したり、ユーザー入力の不正な文字を修正したりする際に活用される。また、文字列を特定の区切り文字で複数の部分に「分割(split)」し、それらをリストや配列として扱う機能も強力である。例えば、CSVファイルの一行をカンマで分割して個々のデータを取得する際に使われる。その他にも、文字列の先頭や末尾の空白文字を「除去(trim)」する機能や、文字列全体を「大文字・小文字に変換」する機能など、多様なユーティリティが用意されている。

String型の非常に重要な特性として、「不変性(Immutability)」が挙げられることが多い。多くのプログラミング言語(Java、C#、Python、JavaScriptなど)において、Stringオブジェクトは一度生成されると、その内容を変更することはできない。例えば、あるStringオブジェクトに対して結合や置換といった操作を実行した場合、既存のStringオブジェクトが書き換えられるのではなく、操作結果を内容とする「新しい」Stringオブジェクトが生成されて返される。この不変性にはいくつかのメリットがある。一つは、マルチスレッド環境において、複数のスレッドが同時にStringオブジェクトを参照しても、内容が意図せず変更される心配がなく、スレッドセーフであるという点である。また、Stringオブジェクトをハッシュマップや辞書型のキーとして使用する際、そのハッシュ値が一度計算されれば再計算の必要がないため、パフォーマンス上の利点がある。一方で、不変であるために頻繁な文字列操作(例えばループ内で多数の文字列を結合するような場合)を行うと、そのたびに新しいオブジェクトが生成され、メモリの消費が増大したり、パフォーマンスが低下したりする可能性もある。このため、多くの言語では、効率的な文字列操作が必要な場合に、内容が変更可能な「可変な文字列クラス」(例: JavaのStringBuilderStringBuffer)が別途提供されている。

このように、String型は単なる文字の集まりではなく、文字コードによる内部表現、豊富な操作メソッド、そして不変性といった特性を持つ、プログラミングにおける非常に強力かつ多機能なデータ型である。システムエンジニアを目指す上で、String型の概念と利用方法を深く理解することは、テキストデータの効果的な処理能力を身につける上で不可欠である。

関連コンテンツ

関連ITニュース

関連プログラミング言語

関連プログラミング学習