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【ITニュース解説】Types vs Interfaces in TypeScript: A Clear Guide for Developers

2025年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「Types vs Interfaces in TypeScript: A Clear Guide for Developers」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

TypeScriptの`type`と`interface`は、オブジェクトの形を定義しコード構造を整える機能だ。`type`はユニオン型など柔軟な表現ができ、`interface`はオブジェクトやクラスの拡張、宣言マージに便利。それぞれ得意な用途を理解し、使い分けよう。

ITニュース解説

TypeScriptを学ぶ上で、typeinterfaceという二つのキーワードに出会う機会は多いだろう。これらはどちらも、プログラムが扱うデータの「形」を定義するために使われる。一見すると非常に似ており、多くの場面で同じように機能するが、それぞれに得意なことや独自の機能があるため、適切に使い分けることでコードの可読性や保守性を高めることができる。

まず、typeとは何かから説明する。typeは、変数や関数の引数、戻り値など、値がどのような種類であるかをコンパイラに伝えるための「ラベル」のようなものだ。これを使うことで、オブジェクトの構造だけでなく、もっと基本的なデータ型や、それらを組み合わせた複雑な型を表現できる。例えば、数値、文字列、真偽値といった基本的な型はもちろん、type User = { id: number; name: string; }のように、idという数値とnameという文字列を持つオブジェクトの形を定義できる。このUser型を持つ変数は、必ずこの構造に従う必要がある。また、type Status = "active" | "inactive" | "suspended"のように、複数の文字列リテラルのうちのいずれか一つであることを示す「ユニオン型」を定義することも可能だ。これは、例えばユーザーの状態が「アクティブ」「非アクティブ」「停止中」のどれかであると厳密に指定したい場合に役立つ。このように、typeは「ユニオン型」や、複数の型を組み合わせる「インターセクション型」など、非常に柔軟な表現力を持っているのが特徴だ。

次に、interfaceについて説明する。interfaceもまた、オブジェクトの「形」を定義する目的で使われる。interface User { id: number; name: string; }のように記述すると、idnameというプロパティを持つオブジェクトの構造を定義できる。これは先ほどのtypeの例と見た目上はほとんど同じである。しかし、interfaceが特に力を発揮するのは、オブジェクトやクラスの設計、そしてそれらの拡張や結合といった場面である。

typeinterfaceの主な違いはいくつかある。一つ目は「拡張」の仕方だ。interfaceは、extendsキーワードを使って他のinterfaceの定義を受け継ぎ、さらに新しいプロパティを追加できる。例えば、interface Person { id: number; }という定義があれば、interface Employee extends Person { role: string; }とすることで、EmployeePersonidプロパティに加えて、roleという新しいプロパティも持つことを意味する。このように階層的に型を構築できるため、関連する複数のオブジェクトの形を定義する際に便利だ。一方、typeでも同じように型を拡張できるが、その場合は&(アンパサンド)を使った「インターセクション型」を用いる。例えば、type Animal = { species: string }という型があれば、type Dog = Animal & { breed: string }とすることで、Dog型はAnimal型の全てのプロパティと、breedという新しいプロパティを「両方とも」持つことを示す。どちらの方法でも同じように型を拡張できるが、表現の仕方が異なる。

二つ目の大きな違いは「宣言のマージ」という機能だ。これはinterfaceにのみ存在する特徴で、同じ名前のinterfaceを複数回宣言した場合、TypeScriptがそれらを自動的に一つに結合してくれる。例えば、interface Car { brand: string; }と定義した後に、別の場所でinterface Car { model: string; }と定義しても、エラーにはならず、最終的なCarインターフェースはbrandmodelの両方のプロパティを持つものとして認識される。これは、既存のライブラリやフレームワークが提供するインターフェースに、後から独自のプロパティを追加したい場合などに非常に便利な機能だ。しかし、typeではこのような宣言のマージは不可能である。同じ名前のtypeを複数回定義しようとすると、コンパイラはエラーを報告する。

では、これらの違いを踏まえて、どのような状況でどちらを使えば良いのだろうか。一つの目安として、ユニオン型やインターセクション型、またはより複雑な型の組み合わせを表現したい場合はtypeを使うのが適している。typeの柔軟性は、データ構造が多様である場合に真価を発揮する。一方、オブジェクトやクラスの構造を定義したり、extendsによる継承関係を明確にしたい場合、または宣言のマージの恩恵を受けたい場合はinterfaceを使うのが理にかなっている。

TypeScriptの開発チーム自身も、どちらを使うかについてあまり深く悩む必要はないと述べている。多くの場合、どちらを使っても同じ目的を達成できるからだ。しかし、具体的な経験則としては、まずオブジェクトの形を定義する際にはinterfaceから試してみるのが良いだろう。そして、もしユニオン型やインターセクション型のような、より高度な型の組み合わせが必要になったときにtypeに切り替える、というアプローチが有効である。

最終的に、typeinterfaceは、TypeScriptにおいて互いに競い合う関係にあるわけではない。これらは、多くの場面で機能が重なり合うものの、それぞれに独自の強みを持つツールである。どちらを使うべきかという判断は、TypeScriptを書き続ける中で自然と身についてくるだろう。あまり考えすぎず、今解決しようとしている問題に対して、よりしっくりくる方を選ぶことが大切だ。どちらもTypeScript言語における重要な要素であり、あなたのコードをより堅牢で理解しやすいものにするために役立つだろう。