Webエンジニア向けプログラミング解説動画をYouTubeで配信中!
▶ チャンネル登録はこちら

【CSS Modules】env()関数の使い方

env()関数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 更新日:

基本的な使い方

env()関数は、ブラウザなどのユーザーエージェントや実行環境によって定義される特定の環境変数の値を取得するために使用する関数です。これはCSSのカスタムプロパティ(CSS変数)とは異なり、主にディスプレイの物理的な特性やシステムのUI要素によって表示領域が制限される状況で、コンテンツがそれらに重ならないように安全な領域に配置するために用いられます。

特に、スマートフォンやタブレットなどのデバイスにおいて、画面のノッチ(切り欠き)やパンチホール、あるいはシステムによって表示されるナビゲーションバーなどがコンテンツに影響を与える場合に役立ちます。例えば、safe-area-inset-topのような環境変数を参照することで、画面上部のセーフエリア外にはみ出す部分のサイズを取得できます。これにより、ウェブページのヘッダーや固定要素がデバイスの切り欠き部分に隠れてしまわないよう、適切なパディングやマージンを設定し、表示を調整することが可能です。

env()関数は、第1引数として取得したい環境変数の名前を受け取ります。さらに、オプションとして第2引数にフォールバック値を指定することができます。このフォールバック値は、指定された環境変数が未定義の場合や、現在の環境で利用できない場合に代わりに適用される値です。この機能により、環境変数に依存しないデフォルトのスタイルを定義し、堅牢なデザインを実現できます。env()関数を利用することで、多様なデバイスや画面形状に対応した、より正確でレスポンシブなデザインを構築し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

公式リファレンス: env()

構文(syntax)

1element {
2  property: env(environment-variable-name, fallback-value);
3}

引数(parameters)

environment-variable-name, fallback-value?

  • environment-variable-name: 使用する環境変数の名前を指定します。
  • fallback-value?: 環境変数が見つからなかった場合に使用する代替値を指定します。省略可能です。

戻り値(return)

CSS値

env() 関数は、CSS のカスタムプロパティ(CSS 変数)の値を参照するために使用されます。これにより、動的な値や環境固有の値を CSS に設定できます。

関連コンテンツ

関連プログラミング言語