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【PHP8.x】CURLOPT_MAXREDIRS定数の使い方

CURLOPT_MAXREDIRS定数の使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 更新日:

基本的な使い方

CURLOPT_MAXREDIRS定数は、PHPのcURL拡張機能を用いてHTTPリクエストを実行する際に、Webサーバーからのリダイレクトを追跡する最大回数を設定するために使用される定数です。

Webサイトによっては、リクエストされたURLから別のURLへ自動的に転送される「リダイレクト」という機能が用いられます。例えば、ページの移転や一時的なメンテナンス時などに発生します。この定数をcurl_setopt()関数と共に使用することで、cURLがどれだけ多くのリダイレクトを許可するかを整数値で指定できます。

この設定は、リダイレクトが無限ループに陥るのを防いだり、意図しない多数のリダイレクトによってパフォーマンスが低下したりすることを抑制するために重要です。例えば、0を設定するとリダイレクトを一切追跡せず、3を設定すると最大3回までリダイレクトを追跡します。これにより、クライアント側のアプリケーションが過度なリダイレクト処理によってフリーズしたり、不必要なリソースを消費したりするのを防ぎます。

ただし、この定数を有効にするには、別途CURLOPT_FOLLOWLOCATION定数をtrueに設定し、cURLがリダイレクトを追跡することを明示的に許可する必要があります。これにより、安全かつ効率的に外部リソースへのアクセスを制御することが可能となります。システムエンジニアを目指す方にとって、Webコンテンツの取得やAPI連携における重要な設定の一つとなります。

構文(syntax)

1<?php
2$ch = curl_init();
3curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, "https://example.com");
4curl_setopt($ch, CURLOPT_MAXREDIRS, 5);
5curl_exec($ch);
6curl_close($ch);
7?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません

サンプルコード

PHP curlでリダイレクト回数を制限する

1<?php
2
3/**
4 * 指定されたURLにCURLリクエストを送信し、リダイレクトの最大追跡回数を設定します。
5 *
6 * @param string $url アクセスするターゲットURL。
7 * @param int $maxRedirects 自動的に追跡するリダイレクトの最大回数。
8 *                          CURLOPT_MAXREDIRS オプションに設定されます。
9 * @return string|null リクエストの成功時にレスポンスボディを文字列で返します。
10 *                     失敗した場合は null を返します。
11 */
12function makeCurlRequestWithRedirectLimit(string $url, int $maxRedirects): ?string
13{
14    // CURLセッションを初期化します。
15    $ch = curl_init();
16
17    // CURL初期化の失敗チェック
18    if ($ch === false) {
19        // CURLの初期化に失敗した場合の処理(例: エラーログへの記録)
20        error_log("CURLセッションの初期化に失敗しました。");
21        return null;
22    }
23
24    // CURLオプションを設定します。
25    // アクセスするURLを設定
26    curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $url);
27    // リクエストの実行結果を文字列として返すように設定
28    curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true);
29    // HTTPリダイレクトを自動的に追跡するように設定
30    curl_setopt($ch, CURLOPT_FOLLOWLOCATION, true);
31    // 自動的に追跡するリダイレクトの最大回数を設定します。
32    // CURLOPT_MAXREDIRS は、この最大回数を指定するための定数です。
33    // この値を超えると、CURLはリダイレクトの追跡を停止します。
34    curl_setopt($ch, CURLOPT_MAXREDIRS, $maxRedirects);
35    // 接続および応答のタイムアウトを設定(秒単位)
36    curl_setopt($ch, CURLOPT_TIMEOUT, 10);
37
38    // CURLリクエストを実行します。
39    $response = curl_exec($ch);
40
41    // CURL実行エラーの確認
42    if (curl_errno($ch)) {
43        // CURLリクエスト中にエラーが発生した場合の処理(例: エラーログへの記録)
44        error_log('CURLエラー: ' . curl_error($ch));
45        $response = null;
46    }
47
48    // CURLセッションを閉じ、リソースを解放します。
49    curl_close($ch);
50
51    return $response;
52}
53
54// 以下は、この関数を実際に利用する際の例です。
55// このコードブロックは、出力条件に合わせてコメントアウトされています。
56/*
57// 例1: リダイレクトを2回まで許可してウェブサイトにアクセス
58$targetUrl1 = 'http://example.com'; // このURLは通常HTTPS版へリダイレクトします
59$maxRedirectsAllowed1 = 2;
60echo "URL: {$targetUrl1} にリダイレクト最大 {$maxRedirectsAllowed1} 回でアクセスします。\n";
61$content1 = makeCurlRequestWithRedirectLimit($targetUrl1, $maxRedirectsAllowed1);
62
63if ($content1 !== null) {
64    echo "--- レスポンスの一部 (リダイレクト許容: {$maxRedirectsAllowed1}回) ---\n";
65    echo substr($content1, 0, 500) . (strlen($content1) > 500 ? '...' : '') . "\n";
66    echo "--------------------------------------------------------\n\n";
67} else {
68    echo "リクエスト失敗 (リダイレクト許容: {$maxRedirectsAllowed1}回)。\n\n";
69}
70
71// 例2: リダイレクトを一切追跡しない(最大0回)でウェブサイトにアクセス
72// この場合、通常は最初のリダイレクト応答(例: 301 Moved Permanently)を受け取ります。
73$targetUrl2 = 'http://example.com';
74$maxRedirectsAllowed2 = 0; // リダイレクトを追跡しない
75echo "URL: {$targetUrl2} にリダイレクト最大 {$maxRedirectsAllowed2} 回でアクセスします。\n";
76$content2 = makeCurlRequestWithRedirectLimit($targetUrl2, $maxRedirectsAllowed2);
77
78if ($content2 !== null) {
79    echo "--- レスポンスの一部 (リダイレクト許容: {$maxRedirectsAllowed2}回) ---\n";
80    echo substr($content2, 0, 500) . (strlen($content2) > 500 ? '...' : '') . "\n";
81    echo "--------------------------------------------------------\n";
82} else {
83    echo "リクエスト失敗 (リダイレクト許容: {$maxRedirectsAllowed2}回)。\n";
84}
85*/

このPHPコードは、HTTPリクエストを送信する際に発生するリダイレクトの自動追跡回数を制御する方法を示しています。CURLOPT_MAXREDIRSは、このリダイレクトの最大追跡回数を設定するために使用される定数です。

サンプルコードのmakeCurlRequestWithRedirectLimit関数は、curl_init()でCURLセッションを開始し、curl_setopt()で様々なオプションを設定します。特に、CURLOPT_FOLLOWLOCATIONtrueに設定することで、ウェブサイトのリダイレクト(例: HTTPからHTTPSへの転送)を自動的に追跡するようになります。そして、CURLOPT_MAXREDIRSに引数として渡された整数値を設定することで、CURLが追跡するリダイレクトの最大回数を指定します。この回数を超えると、CURLはそれ以上のリダイレクトを追跡せずに停止します。

この関数は、アクセスしたいターゲットURLを$url引数として、自動追跡を許可するリダイレクトの最大回数を$maxRedirects引数として受け取ります。リクエストが成功した場合、ウェブサーバーからのレスポンスボディが文字列として返されます。しかし、CURLセッションの初期化失敗やリクエスト実行中にエラーが発生した場合は、nullが戻り値として返されます。これにより、ウェブアクセス時のリダイレクト挙動を安全かつ意図的に制御することが可能になります。

このコードは、指定したURLへのリダイレクトを自動的に追跡し、その最大回数をCURLOPT_MAXREDIRSで制御するものです。このオプションはCURLOPT_FOLLOWLOCATIONtrueに設定されている場合にのみ機能しますのでご注意ください。CURLOPT_MAXREDIRSの値が大きすぎると、意図しない無限ループや過剰なリダイレクトによって処理が遅延したり、サーバーに不要な負荷をかけたりする可能性があります。そのため、対象サイトの構造を理解し、適切な回数を設定することが重要です。また、ネットワークエラーやタイムアウト、SSL証明書の問題などでリクエストが失敗することもありますので、curl_errnocurl_errorを使ったエラーハンドリングを必ず実装してください。処理終了後には、必ずcurl_closeでリソースを解放するようにしてください。

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