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デバイスライセンス(デバイスライセンス)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

デバイスライセンス(デバイスライセンス)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

デバイスライセンス (デバイスライセンス)

英語表記

Device license (デバイスライセンス)

用語解説

デバイスライセンスとは、ソフトウェアの利用権限を「特定のデバイス(機器)」に紐付けて付与するライセンス形態の一つである。これは、ソフトウェアを導入する企業や組織が、そのソフトウェアをどのように利用するか、また誰が利用するかによって適切なライセンスモデルを選択する際に考慮される重要な要素だ。ソフトウェアのライセンスモデルには、デバイスライセンスの他にユーザーライセンスやコアライセンスなど様々な形態が存在するが、デバイスライセンスは、インストールされた機器そのものに対してライセンスが付与されるという点が最大の特徴となる。

詳細を説明する。デバイスライセンスは、対象となるソフトウェアがインストールされるパソコン、サーバー、タブレット、スマートフォン、あるいは仮想デスクトップなどの物理的または仮想的な機器一台につき、一つのライセンスを割り当てる方式で運用される。つまり、その機器を使用するユーザーが誰であっても、その機器自体にライセンスが付与されているため、機器を通じてソフトウェアを利用できるという考え方だ。例えば、一台の共有パソコンに表計算ソフトウェアのデバイスライセンスを適用した場合、そのパソコンを利用するAさんもBさんもCさんも、それぞれがその表計算ソフトウェアを使うことが可能になる。この方式は、特に複数のユーザーが一台の機器を共有する環境において、非常に効果的なライセンス管理手法となる。

デバイスライセンスの具体的な仕組みとしては、ソフトウェアのインストール時にプロダクトキーを入力することでライセンスが認証される方法や、組織内に設置されたライセンスサーバーが、ネットワークに接続された各デバイスからの要求に応じてライセンスを貸し出す方法、あるいはソフトウェアがデバイス固有のハードウェアIDを識別してライセンスを付与する方法などがある。これにより、ライセンスが適用されたデバイス上でのみ、ソフトウェアの正規利用が保証される。

このライセンス形態の大きなメリットは、利用頻度が低いものの、不特定多数のユーザーによって利用される可能性のあるデバイスにおいて、コスト効率良くソフトウェアを提供できる点にある。例えば、学校のコンピュータールーム、図書館の共用端末、コールセンターのシフト制勤務者が交代で利用するPC、工場や病院の共有端末などが挙げられる。これらの環境では、個々のユーザー全員にライセンスを割り当てるユーザーライセンス方式では費用がかさんでしまうが、デバイスライセンスであれば、必要なデバイスの台数分だけライセンスを購入すれば済むため、全体のコストを抑制できる。また、ユーザーの入退社や配置転換が多い組織においても、ユーザー単位でライセンスを割り当て直す手間がなく、デバイスの管理に集中できるため、ライセンス管理の煩雑さを軽減できる利点がある。デバイスが破損した場合でも、ライセンスが紐付いていたデバイスの利用が停止すれば、新しいデバイスにライセンスを移行する手続きを行うことで、継続して利用することが可能となる。

一方で、デメリットや注意すべき点も存在する。もし一人のユーザーが複数のデバイス(例えば、デスクトップPC、ノートPC、タブレットなど)で同じソフトウェアを利用したい場合、それぞれのデバイスにライセンスが必要となるため、ユーザーライセンス方式と比較してコストが高くなる可能性がある。ユーザーライセンスであれば、一人のユーザーが複数のデバイスから利用できるケースが多いため、このような状況ではユーザーライセンスの方が適している。また、デバイスの数が多く、それぞれが特定の少数のユーザーにしか使われない場合も、デバイスライセンスは割高になる傾向がある。さらに、仮想化環境におけるデバイスの定義は物理的なものとは異なり、仮想マシンごとにライセンスが必要となる場合が多く、その数え方が複雑になることがあるため、ライセンスの計画時には注意が必要だ。ライセンス監査の際には、実際にソフトウェアがインストールされているデバイスの数を正確に把握し、購入済みのライセンス数との整合性を証明する必要があるため、IT資産管理ツールなどを活用して常に正確な情報を維持することが求められる。

結論として、デバイスライセンスは、ソフトウェアを導入する企業や組織が、利用形態やコスト、管理の容易さなどを総合的に考慮して選択すべき、重要なライセンスモデルの一つである。特に、複数のユーザーが特定の共有デバイス上でソフトウェアを利用するシナリオにおいて、その真価を発揮するライセンス形態と言えるだろう。ライセンス選定にあたっては、組織内のソフトウェア利用実態を正確に分析し、ユーザーライセンスなど他のモデルとの比較検討を慎重に行うことが、最適なIT投資を実現する上で不可欠となる。

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