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【ITニュース解説】Python

2025年09月14日に「Dev.to」が公開したITニュース「Python」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

Pythonにおける識別子は、変数や関数などの「名前」を定義する。これらはアルファベットかアンダースコアで始まり、数字も含むことができる。クラス名は慣例的に大文字で始める。アンダースコアの数に応じて、プライベートな要素やシステムが定義する要素など、特別な意味を持つ。

出典: Python | Dev.to公開日:

ITニュース解説

Pythonは、読みやすく書きやすいという特徴から、システム開発の現場で広く使われているプログラミング言語である。特にシステムエンジニアを目指す初心者にとって、Pythonの基本的なルールを理解することは、効率的な学習と開発の第一歩となる。その中でも、プログラムを構成する要素に名前を付ける「識別子」のルールと、日付時刻を扱う方法の基本は、プログラミングの土台となる重要な知識だ。

識別子とは、プログラムの中で変数や関数、クラス、モジュール、あるいはその他すべてのオブジェクトに付ける名前のことを指す。これらの名前は、コードが何をしているのかを人間が理解しやすくするために不可欠であり、適切な識別子を選ぶことで、プログラムの可読性とメンテナンス性が大きく向上する。

Pythonにおける識別子には、いくつかの命名規則がある。まず、識別子の開始文字は、大文字のAからZ、小文字のaからzのいずれかのアルファベット、またはアンダースコア(_)でなければならない。数字で始まる識別子は認められていない。そして、2文字目以降は、アルファベット、数字(0から9)、またはアンダースコアをいくつでも含めることができる。例えば、「my_variable_name」や「calculateTotal」といった名前は有効な識別子だが、「1st_variable」のような名前は無効となる。これらの規則は、プログラムの構文解析を容易にし、エラーを防ぐために設けられている。

識別子の命名には、さらにいくつかの慣習が存在し、これらはコードの意図を明確にする上で非常に重要である。例えば、クラス名には通常、各単語の頭文字を大文字にする「キャメルケース」または「パスカルケース」と呼ばれる記法が用いられる。記事では「クラス名は大文字で始まり、他の文字は小文字」とあるが、これは厳密には「CapitalizedWords(各単語の先頭を大文字にする)スタイル」を指し、例えば「MyClassName」のように記述する。これにより、コードを見たときに、それがクラスであることを一目で判別できる。一方、変数名や関数名には、小文字とアンダースコアで単語を区切る「スネークケース」(例: my_function_name)が広く用いられる。

また、識別子の先頭にアンダースコアを付ける場合にも特別な意味合いがある。単一のアンダースコアで始まる識別子(例: _private_variable)は、「プライベート識別子」として扱われる。これは、その変数や関数が、外部から直接アクセスされることを意図せず、そのモジュールやクラスの内部でのみ利用されるべきであるという、プログラマーへの「ヒント」として機能する。PythonにはJavaやC++のような厳密なプライベートアクセス制御機構はないため、このアンダースコアは慣習的な意味合いが強い。

さらに、二重のアンダースコアで始まる識別子(例: __strong_private_variable)は、「強くプライベートな識別子」とされる。これは単なる慣習だけでなく、Pythonの内部メカニズムである「名前修飾(name mangling)」が適用される。具体的には、この識別子が属するクラスの名前が自動的に付加され、外部から直接アクセスすることが難しくなる。例えば、class MyClass:内で__variableを定義すると、実際には_MyClass__variableのような名前に変換される。これは、サブクラスで親クラスの同名の変数と衝突するのを防ぐ目的などで利用される。

そして、識別子の前後を二重のアンダースコアで挟む形式(例: __init__, __str__)は、「システム識別子」または「特殊メソッド」(マジックメソッド、ダンダーメソッドとも呼ばれる)と呼ばれる。これらはPythonの言語仕様によって特別な意味が与えられており、例えばオブジェクトの初期化、文字列変換、算術演算子のオーバーロードなど、特定の状況下でPythonインタプリタが自動的に呼び出す機能を持つ。これらの名前を独自に定義した識別子に使用することは、予期せぬ動作を引き起こす可能性があるため避けるべきである。

このように、Pythonの識別子の命名規則と慣習を理解することは、読みやすく、他の開発者と共有しやすいコードを書くために不可欠である。これらのルールは、単なる形式的なものではなく、プログラムの構造と意図を明確にするための重要なガイドラインとなる。

次に、Pythonにおける日付時刻のフォーマットについて解説する。ニュース記事では「Date Time Format in Python」という見出しのみで具体的な説明はないが、Pythonで日付時刻を扱うことは、ログの記録、データのタイムスタンプ処理、イベントスケジューリングなど、多くのシステム開発で避けて通れないテーマである。

Pythonには、日付と時刻を扱うための標準ライブラリであるdatetimeモジュールが用意されている。このモジュールを使うことで、現在の日付時刻の取得、特定の日付時刻の作成、日付時刻の計算、そして日付時刻の表示形式の変換などが可能になる。

特に重要なのは、日付時刻の「フォーマット(形式)」である。プログラム内で日付時刻を扱う場合、datetimeオブジェクトという専用のデータ型として扱うのが一般的だが、これを人間が読める文字列として表示したり、逆に特定の形式の文字列からdatetimeオブジェクトに変換したりする必要がある。この変換を行うのが、strftime(string format time)メソッドとstrptime(string parse time)メソッドである。

strftimeメソッドは、datetimeオブジェクトを、指定されたフォーマットコードに基づいて文字列に変換する。例えば、%Yは4桁の西暦、%mは2桁の月、%dは2桁の日、%Hは24時間制の時、%Mは分、%Sは秒を表す。これらを組み合わせて「%Y-%m-%d %H:%M:%S」のようなフォーマット文字列を指定することで、「2023-10-27 15:30:45」のような形式の文字列に変換できる。

一方、strptimeメソッドは、特定のフォーマットで記述された日付時刻の文字列を、datetimeオブジェクトに変換する際に使用する。例えば、「2023/10/27 15:30」という文字列がある場合、strptimeメソッドにこの文字列と、そのフォーマットに合致する「%Y/%m/%d %H:%M」というフォーマット文字列を渡すことで、適切なdatetimeオブジェクトを生成できる。この際、フォーマット文字列が入力文字列と正確に一致しないとエラーが発生するため、注意が必要である。

日付時刻のフォーマットは、ユーザーインターフェースでの表示、データベースへの保存、他のシステムとのデータ連携など、様々な場面でその形式が重要になる。統一されたフォーマットを使用することで、データの整合性を保ち、システム間の連携をスムーズに行うことが可能となる。また、タイムゾーンの概念も日付時刻処理では重要であり、国際的なシステムを開発する際にはタイムゾーンの考慮も必要となる。

システムエンジニアとしてPythonを学ぶ上で、識別子の適切な命名規則と慣習の理解は、読みやすく保守性の高いコードを書くための基礎スキルであり、日付時刻の扱い方とフォーマットの知識は、多くのアプリケーションで必須となる機能を実現するために不可欠である。これらの基本的ながらも重要な概念をしっかりと身につけることが、Pythonプログラミングの上達につながるだろう。

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