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【ITニュース解説】Select AI Feedbackを試してみた

2025年09月29日に「Qiita」が公開したITニュース「Select AI Feedbackを試してみた」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

自然言語でSQLを生成するAI「Select AI (NL2SQL)」に、新機能「Select AI Feedback」が登場した。これは、AIが作ったSQLやその結果に対し人がフィードバックを送ることで、AIの精度を向上させる機能だ。

出典: Select AI Feedbackを試してみた | Qiita公開日:

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す初心者がまず知っておくべき重要な技術の一つに、データベースの操作がある。データベースは、大量の情報を整理して保管し、必要に応じて迅速に取り出せるようにする仕組みである。例えば、オンラインストアであれば顧客の情報、商品の在庫、注文履歴などがデータベースに保存されている。このデータベースから特定の情報を取り出したり、新しい情報を追加したり、既存の情報を更新したりするために使われるのが、SQL(Structured Query Language)という特別なプログラミング言語だ。SQLは人間が普段使う言葉とは異なり、コンピュータがデータベースを正確に操作できるよう、厳格なルールに基づいて記述される。

しかし、このSQLを直接記述する作業は、特に複雑な情報を取得しようとする場合、専門的な知識と経験が必要となる。そこで登場したのが、Select AIのようなNL2SQL技術である。NL2SQLとは、Natural Language to SQLの略で、人間が普段使う「自然言語」、つまり日本語や英語のような言葉で質問や指示を入力すると、それをコンピュータが理解できるSQLクエリに自動的に変換してくれる技術を指す。例えば、「先月の売上トップ10の商品を教えて」といった指示をSelect AIに入力すると、Select AIがそれを適切なSQLに変換し、データベースに問い合わせて結果を返してくれるのだ。これにより、データベースの専門家でなくても、比較的簡単に必要な情報を引き出せるようになるため、情報活用のハードルが大きく下がる。

Select AIのようなNL2SQL技術は非常に便利である一方で、まだ完璧とは言えない側面もある。自然言語のあいまいさや多様な表現に対応しきれず、ユーザーの意図と異なるSQLが生成されてしまったり、あるいは最適なSQLが生成されず、期待通りの結果が得られなかったりするケースも存在する。例えば、「売上が高い商品を教えて」という漠然とした指示に対して、Select AIが「全期間の売上総額」を基準にするのか、「特定の期間の平均売上」を基準にするのか、判断に迷うことがあるかもしれない。このような場合、生成されたSQLはユーザーの真の意図を反映しておらず、得られる結果も期待外れになる可能性がある。

そこで、今回新たにリリースされたのが「Select AI Feedback」という機能である。このSelect AI Feedbackは、先に述べたNL2SQL技術の課題を解決し、その精度をさらに高めることを目的として導入された。具体的には、Select AIが生成したSQLクエリや、そのSQLクエリを実行して得られた結果セットに対して、ユーザーが直接「フィードバック」を与えることができる仕組みだ。フィードバックとは、生成されたものが適切だったか、間違っていたか、どのように修正すべきかといった評価や情報提供のことを指す。

このFeedback機能を使うことで、ユーザーはSelect AIが生成したSQLクエリの内容を評価できるようになる。例えば、Select AIが生成したSQLがユーザーの意図通りで、期待通りの結果をもたらした場合は、「これは良いSQLだった」とポジティブなフィードバックを与えることができる。逆に、もし生成されたSQLが誤っていたり、目的とする情報とは異なる結果を返したりした場合には、「このSQLは間違っている」「こう修正すべきだった」といったネガティブなフィードバックや、具体的な修正案を提示することが可能である。

具体的なフィードバックの方法としては、Select AIのインターフェース上で、生成されたSQLクエリの正確性や、得られた結果セットの適切さについて、評価ボタンのようなものをクリックしたり、テキストボックスにコメントや修正されたSQL文を入力したりする形式が考えられる。ユーザーが「これは正しい」「これは間違っている」と明確に評価を伝えることで、Select AIはその情報を学習データとして取り込むことができる。また、ユーザーが実際に正しいSQLクエリを入力して教えることで、Select AIは「この自然言語の指示に対しては、このSQLクエリが正解である」という具体的な知識を蓄積していくことが可能になる。

このようなフィードバックの繰り返しによって、Select AIの基盤となるAIモデルは継続的に学習し、その精度を向上させていく。多くのユーザーからの多様なフィードバックが集まるほど、Select AIはより多くのパターンを学習し、自然言語の複雑な指示に対しても、より正確で効率的なSQLクエリを生成できるようになる。結果として、ユーザーはより少ない手間で、より確実に必要な情報をデータベースから引き出すことができるようになり、Select AIの利用体験は格段に向上する。

Select AI Feedback機能は、単にAIの性能を向上させるだけでなく、人間とAIが協力してシステムをより良くしていくための重要なステップであると言える。ユーザーが自身の経験や知識を提供することで、AIはより賢くなり、その恩恵をまたユーザー自身が享受するという、良い循環を生み出すのだ。システムエンジニアを目指す上で、このようなAIと人間の協調によるシステム改善の考え方は、今後ますます重要になってくるだろう。この機能は、NL2SQL技術を実用的で信頼性の高いものへと進化させるための、非常に価値のある取り組みである。

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