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【ITニュース解説】VSCodeからBacklogのMCPに接続するまでのステップまとめ

2025年09月16日に「Qiita」が公開したITニュース「VSCodeからBacklogのMCPに接続するまでのステップまとめ」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

コードエディタVSCodeとプロジェクト管理ツールBacklogの連携方法を解説した記事。開発中に必要な情報をVSCodeから直接BacklogのMCPへアクセスできるようにする。コードエディタから離れずにタスクや仕様を確認でき、開発作業の効率アップにつながる具体的なステップをまとめた。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す上で、日々の開発業務の効率を上げることは非常に重要だ。その一環として、プロジェクト管理ツールと開発環境を連携させる取り組みがある。ここでは、プロジェクト管理ツールのBacklogと、高機能なテキストエディタであるVisual Studio Code(VSCode)を、Markdown-compatible Plugin(MCP)という特別なプラグインを使って連携させる方法とその意義について解説する。

まず、Backlogについて説明する。Backlogは、開発プロジェクトを進める上で欠かせないプロジェクト管理ツールの一つだ。チームで開発を行う際、誰が、いつまでに、どのような作業を行うか、といった「課題」を管理したり、システムの仕様や会議の議事録、設計資料などをまとめる「Wiki」機能を提供したりする。これにより、プロジェクトの進捗状況を可視化し、チームメンバー間の情報共有を円滑にする役割を果たす。多くの開発現場で利用されており、開発者にとっては馴染み深いツールと言える。

次に、VSCodeについて説明する。VSCodeは、Microsoftが提供する無料のテキストエディタであり、世界中の多くの開発者に愛用されている。ただのテキストエディタではなく、プログラムコードの記述を助ける豊富な機能(コード補完、デバッグ機能など)や、様々なプログラミング言語に対応する拡張機能が充実している点が特徴だ。開発者はこのVSCodeを使ってプログラムコードを記述したり、Markdown形式でドキュメントを作成したりする。

そして、今回の主題であるMCP(Markdown-compatible Plugin for Backlog)とは、BacklogのWikiや課題の詳細記述に使われるMarkdown形式のテキストを、VSCode上で直接編集できるようにするためのVSCode拡張機能のことだ。

なぜ、BacklogのWeb画面で直接編集するのではなく、あえてVSCodeとMCPを使って編集するのだろうか。これにはいくつかの大きな利点がある。

第一に、VSCodeの強力な編集機能を活用できる点だ。例えば、Markdown記法でのテキスト入力が格段にスムーズになる「Emmet」のような機能や、複数の行を同時に編集できる「複数カーソル」機能など、VSCodeならではの豊富な機能を活用して、効率的にドキュメントを作成・編集できる。また、コードを埋め込む際のシンタックスハイライト(色付け)もVSCode上で確認できるため、より見やすいドキュメントを作成できる。

第二に、リアルタイムプレビュー機能が利用できることだ。Markdownで記述した内容が、Backlog上でどのように表示されるかを、VSCodeの画面上でリアルタイムに確認しながら編集できるため、書式の間違いを防ぎ、意図通りの表示を確実に実現できる。

第三に、オフラインでの編集が可能になる。インターネット接続がない環境でも、一度Backlogからローカルに同期したWikiや課題の内容をVSじゅCodeで編集し、後でオンラインになった際にBacklogに反映させることができる。

第四に、Gitなどのバージョン管理システムと連携できる点だ。MCPを通じてBacklogのコンテンツをローカルファイルとして扱うことで、そのファイルをGitで管理し、変更履歴を追跡したり、複数人での共同編集をより安全に行ったりすることが可能になる。これにより、ドキュメントのバージョン管理がコードと同じように行えるようになり、過去の変更内容の確認や、誤って変更してしまった場合の復元が容易になる。

それでは、具体的にVSCodeからBacklogのMCPに接続するまでのステップの概要を説明する。 まず、BacklogからAPIキーを発行する必要がある。これは、VSCodeのMCPがBacklogのデータに安全にアクセスするための「鍵」のようなものだ。このAPIキーがないと、MCPはBacklogに接続できない。 次に、VSCodeを自分のPCにインストールし、そのVSCodeの拡張機能マーケットプレイスからMCPをインストールする。 MCPをインストールしたら、VSCodeのワークスペース内に設定ファイルを作成する。この設定ファイルには、接続したいBacklogのスペースURL(例: https://your-space.backlog.jp)と、先ほど発行したAPIキーを記述する。これにより、MCPがどのBacklogスペースに接続すべきかを認識する。 設定が完了したら、VSCodeのコマンドパレットなどからBacklogプロジェクトの同期コマンドを実行する。これにより、指定したBacklogプロジェクトのWikiページや課題の詳細記述が、ローカルPCの指定したフォルダにMarkdownファイルとしてダウンロードされる。 これで、ローカルPCのVSCode上でBacklogのコンテンツを編集できる状態になる。ダウンロードされたMarkdownファイルをVSCodeで開き、自由に編集する。編集が完了したら、再びVSCodeのコマンドパレットから変更をBacklogにプッシュするコマンドを実行する。これにより、ローカルで加えた変更がBacklogのWeb画面にも反映され、他のチームメンバーも最新の情報を確認できるようになる。

この一連の連携は、開発者が普段使い慣れているVSCodeという環境で、Backlogのドキュメント作成や管理を行えるようにするものだ。これにより、開発作業とドキュメント作業の間の障壁が低くなり、よりスムーズで効率的なプロジェクト運営に貢献する。システムエンジニアとして働く上で、こうしたツールの連携を活用する知識は、日々の業務効率を大きく向上させるため、ぜひ習得しておきたい技術の一つだ。

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