【Node.js24.x】Object::createInflateRaw()メソッドの使い方
createInflateRawメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。
基本的な使い方
createInflateRawメソッドは、Node.jsのzlibモジュールに属し、非圧縮(raw)形式で圧縮されたデータを伸長(解凍)するためのストリームオブジェクトを作成するメソッドです。このメソッドが扱う「rawデータ」とは、一般的に使用されるGZIPやZLIBといった標準的な圧縮データ形式に見られるヘッダやフッタ情報を含まない、純粋なDeflateアルゴリズムによって圧縮されたデータのことです。したがって、特定のアプリケーションやプロトコルによって、ヘッダなしで圧縮されたデータを受け取る際に特に有効です。
このメソッドは、圧縮された入力を受け取り、それをリアルタイムで伸長して元の非圧縮データとして出力するInflateRawオブジェクトを生成します。このInflateRawオブジェクトは、Node.jsのストリームAPIにおけるstream.Transformを継承しており、データの読み込みと書き込みを同時に行いながらデータを変換する能力を持っています。これにより、圧縮されたファイルを読み込みながら同時に解凍して別の場所に書き出す、あるいはネットワーク経由で受信した圧縮データを即座に解凍してアプリケーションで利用するといった、効率的なデータ処理パイプラインを構築することが可能になります。また、このメソッドはオプション引数を通じて、伸長処理の挙動(例えば、ウィンドウサイズの調整など)を細かく設定できるため、様々なrawデータ形式に対応した柔軟な伸長処理を実現できます。
構文(syntax)
1const zlib = require('node:zlib'); 2 3const inflateRaw = zlib.createInflateRaw();
引数(parameters)
options
- options: object: 圧縮処理のオプションを指定するオブジェクト
- strategy: number: 圧縮戦略を指定します。
- level: number: 圧縮レベルを指定します。
- memLevel: number: メモリ使用量を指定します。
- finishFlush: number: 完了時のフラッシュモードを指定します。
戻り値(return)
zlib.InflateRaw
zlib.InflateRawクラスの新しいインスタンスを返します。このインスタンスは、Raw DEFLATE圧縮されたデータの解凍に使用されます。